まだ今月中の案件が終わるかどうかビミョーなところなんだけど、それはそれ、歌舞伎は歌舞伎 ^^;
てことで、朝から歌舞伎座へ。先月に続く「仮名手本忠臣蔵」の若手バージョン。2列めの花道すぐ横の席だったので、舞台全体は左斜めからだけど、花道ではごく至近距離から見上げる形。
大序では、海老蔵の師直がやけに漫画チックで、夏の自主公演「花咲かじいさん」の悪いお爺さんみたい。もっともこの芝居の師直はたしかに必要以上に悪く描かれてはいるのだけれど、その悪さの表現の仕方がコミカルになりすぎな気がした。染五郎の若狭之助、菊之助の判官、七之助の顔世がいずれもオーソドックスに演じているだけに、師直だけが悪目立ちしちゃったみたいな感がある。
先月は左團次さんが師直から石堂だったのに対し、今月は染五郎が若狭之助から石堂に。師直と石堂は顔の作りがかなり違うからまだいいけど、若狭之助と石堂はどちらも白塗りで似ているから、単に若狭之助が着替えて出てきたみたいに見える。石堂って毎回こんな扱いだっけ?
若手の舞台を幸四郎が由良之助として、また玉三郎が道行のおかるとしてサポート。海老蔵と玉三郎のコンビは泉鏡花シリーズ以来かしらん。師直より勘平さんのほうが本役だねぇ。
昼の部はここまで。いつもと反対方向の日比谷線に乗り、日比谷で千代田線に乗り換えて新御茶ノ水へ。まず駅前のレモンに寄ったらキャンバスの品揃えが少なすぎるので、ちょっと離れたToolsへ。F8とF10で迷って大きい方を買い、さらに保護剤のルツーセを購入。
自宅の最寄り駅に着く頃にはお腹が空いて、木楽でカレー南蛮。寒くなると、どうしてもカレー南蛮になっちゃう。
帰宅後、明日の絵の教室用に、ドライフルーツのラム酒漬けをたっぷり入れたパウンドケーキを焼く。手織教室、アルパに続いて絵の教室も年内は明日で最後。どんどん年末モードになっていくのに、仕事だけが終わらなーい!