まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992016-01-22

今日も朝から全豪オープン。圭くんは3回戦でガルシアロペスと対戦。第1セットを先取後、第2セットを落としてイーブンとなったものの、今大会セットを落としたのはこれが初めてで、続く第3・第4セットを難なく取って3−1の快勝。途中、手首を気にしてトレーナーを呼ぶ場面はあったものの、その後のプレイに影響は見られず、ここまではとっても順調。期待しちゃうなぁ。

謄本の英訳にクライアントからOKが出たので、翻訳証明の部分に押印をした原本2通をクリアファイルに入れ、郵便局から投函。そのまま駅に向かい、北千住駅構内のスタバでしばし宮部みゆきの「桜ほうさら」を読んだあと、歌舞伎座へ。

寿初春大歌舞伎の夜の部。演目を把握していない状態で臨み、まだ酒売りの松緑が登場する前から、舞台中央に置かれた酒壺を見てすぐ「猩々」だと分かった。猩々には梅玉橋之助。拵えは真っ赤で派手だけれど、全体的な印象はなぜか地味。

「二条城の清正」で、秀頼を演じる染五郎の息子金太郎が凛々しくて可愛らしい。ただ史実では家康との二条城のでの対面時には17歳だった秀頼をまだ10歳の彼が演じているので、幼すぎる分、大人たちにいいようにされているだけのように見えてしまう。左團次さんの家康は「大御所様」と呼ばれるにふさわしい貫禄。清正は幸四郎で、一幕の終わり、閉じた襖の向こうで家康の家臣たちが騒ぎ立てる不穏な雰囲気の中、秀頼を擁護しながら大音量でなにか叫んだのだけれど、それが「カイヤ!」としか聞こえず、意味を成さない。この状況で一番しっくりくる台詞は「還御(かんぎょ)」だけれど、まったくそうは聞こえなかった。ところが、帰ってからネットで調べてみたら、やはり正しくは「還御」で、それが「まったくなにを言っているかわからないのは問題」とブログで指摘している人がいた。年々、台詞の不明瞭さが際立ってきている気がする。昔はこんなじゃなかったのに…。

がんじろはんの伊左衛門と玉三郎の夕霧で「吉田家」。まったり&ほっこり&華やか。

最後は染五郎の「直侍」。この人は色悪のときが一番魅力的な気がする。雀右衛門襲名を控えた芝雀の三千歳。老役払底が心配されている中、按摩の丈賀を朗らかに演じるのが東蔵さん。こういう人がこれからもっともっと貴重になっていくんだろうなぁ。

終演後、スタバに戻って本の続きを読もうとしたら、9時半すぎなのに満席。即、断念して直帰。明日は絵の教室なのに雪の予報。心配だわー。