まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992016-10-26

3連ちゃんの3日めは、歌舞伎座の昼の部。昨日に続いて早めに家を出て、北千住駅構内のスタバに直行。サラダラップで腹ごしらえをしてから、時間ギリギリまで「模倣犯」下巻を読みふける。

昨日も今日も、お弁当は歌舞伎座地下の木挽町広場で、歌舞伎会から送られてきた金券で購入。これで5千円分をほぼ使い切り、残りは100円券が2枚。

幕開きは、襲名披露の三兄弟が踊る新作舞踊「初帆上成駒宝船」。夜の部の口上と同様に、よくまぁ大きくなって…とオバサン目線。

続く「女暫」で七之助が演じる巴御前の台詞で、今日が千秋楽であることを知る。来月も襲名披露は続くので、ぜひまたご見物ください、とPRも忘れない。大勢がずらりと並ぶ舞台は、「対面」になぞらえた昼の部の「外郎売」に重なる。勧善懲悪の「善」の側に、新芝翫成駒屋に長く仕えてきた芝喜松さんが梅花と名を改めて加わっていたのが嬉しい。腹出しの成田五郎に男女蔵さん。その後見に蔦之助。あれ? 国立劇場で志士のひとりだったよね? 今月は左團次さんが国立劇場男女蔵さんが歌舞伎座だから、お弟子の蔦之助くんは掛け持ちなのか。ご苦労様。舞台番を松緑。鯰のコンビを松也と児太郎。

そのコンビが続く「お染久松 浮塒鴎(うきねのともどり)」でそのままお染久松を演じるというのは、配役に工夫が足りないような。女猿曳を菊之助

芝翫の昼の部の披露狂言は「幡随院長兵衛」。冒頭の劇中劇の場面に、襲名だけに普段は出ない顔ぶれが並び、特に亀三郎の坂田公平が目を引く好演。その上演中に因縁をつける武士の役を男女蔵さん。今月はいつもより大きな役で、嬉しい。ここでも舞台番が登場して、舞台と客席の中間のような独特な空間が出現するユニークな演出なのに、同じ昼の部の2つの狂言でかぶってしまうのはもったいない。長兵衛の妻を雀右衛門。子分たちに三兄弟が顔を揃え、敵役の水野には菊五郎。湯殿で襲われ、髪がざんばらとなり、卑怯にも後ろから袈裟懸けに斬られ、息絶える寸前の大見得で芝翫の古風な顔立ちが映える。おめでたい襲名の披露狂言なのに、最後は斬られちゃうのねぇ。

16時前の終演後、スマフォの電源を入れたら、とあるクライアントから見積依頼のメールが来ていた。車内で添付ファイルを開き、返信し終わるともう北千住。再びスタバで「模倣犯」を読み進め、19時からの斎藤さんの Salone に」間に合うように帰宅。

見積もりに対してゴーサインが出るかどうかの判断は明日になりそうで、出たら忙しくなってしまうので、Salone を聴きながら手織りを進め、24時からはスイス・インドアの圭くん対ロレンツィの2回戦を観ながら織り続け、最後まで織り終えた♪ 圭くんはロレンツィの粘り強いプレイに我慢しきれずミスする場面もあり、第1セットはタイブレイクにもつれ込む接戦。でもこれを制すると余裕が出てきて、第2セットは6−2で快勝。応援しながら、経糸の端の始末も終えた。よしよし (^^)