まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

手織教室

今日の教室に間に合うようにどうにか織り終えたばかりで、次の織りの準備までは余裕がまかったので、織り機は持たずにいつもどおり早目のバスに乗り、まずサイゼリヤへ。写真はいつものハンバーグランチに見えるけれど、これまでずっとオニオンソースだったのをふと気が向いてデミグラスソースにしてみた。どっちも美味しい。

食後に図書館で借りた「世界でいちばん透きとおった物語」を読み進め、タイムリミットの5分前に最後まで読み終えた。別に時間を気にして急いだわけではなく、予想外のタイミング。

手織教室は、残念ながらひとりだけ家庭の事情でお休み。他の皆さんと楽しくおしゃべりしながら、経糸の両端を房に結ぶ作業。3本ずつを結び終えたあと、ねじって太い房にしようとしたけど、いまいちきれいな房にならず、四つ編みのほうがいいかなぁ、と試してみても、まだピンとこない。そもそも、マフラーにするには厚地すぎるし、バッグにできるような織地でもない。中央を首の後ろにかけ、両端を前身頃のように垂らすと、重さもあるので安定し、ベストのように使えるかも(ほぼ無理くり)。

帰りに駅前の書店に寄り、林田さんが OTTAVA Andante の中で紹介していた三島由紀夫の「近代能楽集」文庫版を買う。林田さんが一部だけ朗読してくれた「葵の上」をもとにした現代劇が印象的だったので読みたくなり、図書館のサイトで検索したら、全集はあっても文庫版はなかった。街から書店がどんどん姿を消していくのを寂しいと思いながら、自分はこういう時しか本を買わなくなっていて、矛盾しているなぁ。

帰宅後、読み終えた「世界でいちばん透きとおった物語」の感想を「読書履歴」にまとめようとして、ネットにあらすじがアップされていないか調べていたら、本の中で取り上げられているからくりがこの本自体で実践されているという二重のからくりに気付き、鳥肌が立った。実際、この点に気付かず、的はずれな感想で不当な評価をしているサイトも少なくない。気付いてよかったー! 杉井光さん、ただものではない。

給湯器のメーカーから連絡があり、明日点検に来ることになったので、あちこち片付けたついでに手織の作品をしまい込んである衣装ケースも整理したら、ようやく織り終えて今日の教室に持っていったばかりの織地と同じ織り方のものがでてきてびっくり。記録を遡ってみたら、2010年の10月に織っていた。「リブコード」と書かれていて、先生に今回いただいた織り図と同じ。でも、先生のサンプルも私の今回の織地も、縦縞がぷっくりとふくらんでいるのが特徴なのに、2010年の織地はフラット。並べてみると、写真のとおり、違いがよく分かる(左側が2010年のもの)。結果的に2010年のほうはただの縦縞になっているから、今回の織り方と同じだと気付かなかったのは、きっとそのせい。ひょっとして、2010年の織り方が間違っているんじゃないかしらん? 謎。