ニャンドゥティとアルパのイベントのための準備が一段落したので、次は手織。ガンクラブチェックのマフラーは、経糸の端の長さを切りそろえたあと「ねじねじキュッ」方式で房結びにしてから温度が高めのお湯で湯通しをして、陰干しをしておいた。手触りがやわらかくなり、いい感じ。
手織教室では、ようやく仕上がったバッグも見て頂くつもりでいたのに、イベントで展示してもらうために預けてきてしまったので、教室でのお披露目はイベント終了後までおあずけ。
バッグの仕上げに使わなかった市販の持ち手を活用したくて、その持ち手の色に合わせた織地を作り、もうひとつ、今度は横長のバッグを作ることにした。事前に選んでおいた白とベージュの糸は、実際に整経しようとしたら風合いが違いすぎるのが気になり、手持ちの糸から新たに選び直し、当初の予定よりやや濃い目のベージュと白の2色。こちらも素材の風合いは若干違うものの、最初の組み合わせよりは太さが合っているからどうにかなりそう。素材は多少違っていても、少しでも手持ちの糸を消費しないとね。
前回エンジ1色にしたななこ織りの応用のつもりで、それ以上なにも考えずに、白とベージュが2本ずつ交互に並ぶように整経をして、前回より糸が細いので筬は1cmに溝が6本の筬から8本の細かい筬に変更。織地の幅を最大にしたいので、筬の端から端まで使って約270本。それだけの本数を筬の溝1本1本に差し込んでいくのはなかなかに時間のかかる作業。
4枚綜絖で4本のレバーに糸を吊り下げるタイアップと呼ばれる作業も終え、いざ試し織り。… ん? この整経だと、ななこ織りにはならない??? ここで初めて参考書を開き、失敗しちゃったことに気付く。経糸は1色で、もう1色を横糸に使えばもっとシンプルな整経で、イメージどおりの2色で市松模様のななこ織りになったのに、よく考えずに経糸を2色交互にしてしまった。ううむ。
整経をイチからやり直すとなると、時間のロスもさることながら、経糸がすべて無駄になってしまう。なんとかこの経糸を生かして別の模様にできないか、本を頼りに試行錯誤の末、たどり着いたのがこの模様。
ベージュの糸に光沢があるので、そこはかとなく高級感も漂い、ななこ織りより良かったかも。これぞ怪我の功名?