まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

運命の力/整経の続き

東劇で先週から上映が始まっているメトロポリタン・オペラのライブビューイング「運命の力」。全国各地の映画館で1週間のみの上映なのが東劇だけは2週間。ただ上映時間が1週目の1回目は早すぎ、2回目は遅すぎたので、1回目が1時間遅れになる2週目を待って予約を入れておいた。

東京駅八重洲口の越前屋とハシゴするつもりで、越前屋は17時半までしか営業していないので、先に東京駅へ。次のドイリーは通常の8番より細めの12番で作りたいと思っていて、12番の手持ちの糸は12色のみ。土台はベージュを考えていて、それに合う色を追加したい。ところが、手持ちの糸のリストを作っておいたのに持ってき忘れてしまった。記憶を頼りに6色を選び、越前屋での買物は終了。

東京駅に戻り、有楽町まで1駅だけ電車で移動してから、徒歩で東銀座へ。陽射しが強く、長袖1枚でも暑いぐらい。歌舞伎座を通り過ぎ、Ju the burger へ。アボカドプレミアムバーガーとポテトのセットに、ドリンクはいつもならホットコーヒーだけど、汗ばむぐらいだったからアイスコーヒー。オペラを観る前だから、このぐらいの分量がちょうどいい。

食後には図書館で借りた「美術ミステリーアンソロジー」を読み進め、時間を見計らって東劇へ。

今シーズン第6作の「運命の力」は、前にBSのプレミアムシアターで、ネトレプコ、カウフマン、テジエの顔合わせで放送されていたのに事前にチェックできず、最初の一部を見逃してしまい、それっきり。METでも久しぶりの上演で、今回は現代に舞台を移し、映像を駆使した演出がとても効果的。リーゼ・ダビッドセンのレオノーラ、ブライアン・ジェイドのアルヴァーロ、イーゴル・ゴロヴァテンコのドン・カルロのいずれも素晴らしく、堪能した。幕間のインタビューで、合唱指導のパルンポ氏が熱く語っていたのもとても良かった。

2回の休憩を含め4時間余りのオペラ鑑賞を終え、帰宅したのは19時半過ぎ。夕食を適当に済ませてから、整経の続き。夕べは経糸にひどく手間取ってしまったものの、今日の筬通し以降は至ってスムーズ。緯糸に使うグラデーションのシルクをかせから玉に巻き、経糸の二の舞いにならないよう慎重に糸を引き出し、杼に巻いて無事に織り始めることができた。ここまでくればもう大丈夫。

「季節のない街」4話も面白かったなぁ。原作の「牧歌調」と「とうちゃん」を2本立てにしていて、それぞれに適役で、特に荒川良々さんと塚地武雅さんがもうずっとそこでそのまま暮らしているんじゃないかと思えてくるぐらいにはまっていた。原作ではそれほど出番がない半助を語り部のように使い、池松壮亮さんの半助がまたいい感じで、原作そのままの登場人物たちに巧みに絡んでいく。その度合がたまらなくいいのよね。次回も楽しみ!