まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

整 経

9時前に目が覚めたのに二度寝をしてしまい、2時間近く経ってようやく起床。ウィーン国立歌劇場で観客を入れて上演されたばかりのオペラ「スペードの女王」が無料配信されているので、ブランチを済ませてから早速、観始める。ところが字幕が表示されず、観るのはまだ2度目の作品なので、字幕がないとしんどいものだから、自分のパソコン環境のせいなのか配信側の問題なのか、Twitter で手がかりを探すと、1時間ぐらい経ってようやく字幕が表示されたとつぶやいている人がいて、配信側の問題と判明。字幕がない部分は、ネットであらすじを予習してカバー。途中からようやく英語の字幕が表示される。ウィーン国立歌劇場での配信はこういうことがよくあるのよね。担当者が単に忘れてしまうのかしらん。まぁ、無料で配信してくれるだけでありがたいんだけども。

プーシキンの短編小説をもとにした作品で、ウィキペディアもその小説の日本語訳でも主人公の名前はゲルマン。でも英語の字幕は Herman になっていた。ヘルマン? ハーマン? だいぶ印象が違う。

賭けに必ず勝てるという3枚のカードの秘密に取り憑かれてしまう男。婚約者よりも彼を選んだのに、彼にとっては自分よりその秘密のほうが大事だと分かり、自ら命を断ってしまう女。どうしてそこで死んじゃうかなぁ、と言ってしまうとドラマにならないんだけどね。

観ながら整経を進め、オペラのあとは林田さんの OTTAVA Andante をオンデマンドで聴きながら作業の続き。案の定、固くなってしまった白い玉から糸を引き出すのに難儀したものの、どうにか必要な経糸を測り終え、4枚綜絖での整経作業も終わり、試し織りをスタート。

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写真だと分かりにくいけれど、経糸は右側からブルーのみで始まり、途中から白2本とブルー4本、続いて白2本とブルー2本の縞に変わり、最後は白のみ。緯糸はまず白のみで始め、経糸と同じように縞を入れ、4分の3ぐらいがブルーのみとなる。織り図はモノクロ印刷なので、カラーの写真があれば、と東京アートセンターのホームページをチェックしたら、買ったときより700円も安くなっていた。見るんじゃなかったー。

細い糸なのに、5段で1cmになるよう、詰めずに織るのが難しい。それ以外は、4枚綜絖にしたのは単に5羽の筬を使うためで、シンプルな平織り。ループがもこもこしていて手触りのいいマフラーになりそう。