まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

千鳥格子

ニャンドゥティのワークショップが終わったので、次は手織、と夕べ始めた整経の続き。

文庫本のカバーはたくさんあるけど、それより大きい単行本サイズのカバーが少ないので手織で作ろうと思い、単行本には様々なサイズがあるものの、ひとまずネットで購入した「ウェブスター辞書と明治の知識人」にピッタリ合うサイズを目指し、本の縦21.5cm のところを余裕をもたせ24cm幅になるよう、1cmに8本の溝がある8羽の筬で24×8=192本の経糸を準備…したつもりが、数え間違えたらしく196本。まぁ、いいでしょ。

本の横幅が15.5cm。その倍に厚みと折返しの分を加味して50cm分の織地が取れるよう、経糸の長さは約1m。シンプルにモノクロの千鳥格子にするつもりで、できる限り糸が渡らないようにカッチリ織りたいので、最小限の2対2の格子にするため、白と黒の絹糸を2本ずつ交互に筬に通していく。その作業の途中で夕べは力尽きた。

すべての経糸を筬に通し、4枚綜絖にタイアップして、黒で2段、白で2段の平織りを入れてから、2段ずつ交互にレバー操作をしながら織り進める。長いスカーフの場合、ちょっとぐらい幅が不揃いでも巻いてしまえば目立たないけど、ブックカバーの場合はそうはいかないので、幅が一定になるように、また両端で黒の糸と白の糸とを絡ませながら折り返すので、すべての段で同じように絡むように注意しながら、1段ごとに力を入れて筬をトントン。

織り進むうち、千鳥格子というよりはストライプに近くなってしまったのは、筬をトントンする力加減なのか糸の太さのせいなのか…。でもまぁ、シンプルでスッキリした模様には違いないので、そのまま続行。

糸にある程度の太さがあるのでスイスイ進み、一気に最後まで織り終えた。織り終わりにも平織りを入れ、真っ赤な毛糸でほつれ止め。写真の左にもう1箇所、赤い糸が入っているのは40段目の目印。編み物の段数リングを使えば引っ掛けるだけなんだけど、取りに行くのが面倒だったもので…。

織り機からはずし、ブックカバーに仕立てるにあたり、さて、経糸の端はどう処理するのが最適なのかしらん、と迷い、教室で先生に伺いながら進めることにして、作業はここまで。

思いがけず1日で終わって良かったー。

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