まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992018-02-21

今日明日の「観る」に備えてたっぷり睡眠をとり、手帳への書き込みやら日記のアップやらでバタバタしているうちに、あっという間に家を出る時間。北千住のスタバによる余裕もなく、まっすぐ東銀座の歌舞伎座へ。

先月に続く高麗屋三代の襲名披露興行。先月よりもさらに大一座で、過去最大の人数とも言われ、楽屋は相部屋、着到板も定位置に入る大きさでは間に合わず、別室に追加の板が置かれたとか。すご〜い。

そんな二月大歌舞伎のもうひとつの呼び物は草間彌生さんの作品を配した祝幕で、真っ黒な背景に色鮮やかな柄がとても個性的。

夜の部は、新幸四郎が主役を勤める「熊谷陣屋」で始まる。魁春の相模、雀右衛門の藤の方、鴈治郎の軍次、菊五郎義経に隼人、萬太郎、巳之助、歌昇の四天王、芝翫の梶原に左團次さんの弥陀六と、襲名ならではの豪華版。制札の見得もピタリと決まっていい形。

大一座が賑やかに勢揃いするのが次の「壽三代歌舞伎賑 − 木挽町芝居前」。菊五郎が座元に、仁左衛門玉三郎が芝居茶屋の亭主夫婦に扮し、我當、楽膳、藤十郎吉右衛門など錚々たる顔ぶれが待ち受けるところへ襲名の高麗屋三代が登場し、両花道の上手側には女伊達、下手側には男伊達がずらりと居並び、渡り台詞で祝辞を述べる。まさに壮観。続いて襲名の口上。先月の口上とはがらりと違うのがいい。

最後は「仮名手本忠臣蔵」の七段目で、新白鷗の由良之助、新染五郎の力弥に、八右衛門とお軽の兄妹を偶数日は海老蔵菊之助、奇数日は仁左衛門玉三郎が日替わりで勤めるという珍しい方式で、そうとは知らずにチケットを取った今日は奇数日なので仁玉コンビ。やっぱり良いわぁ。熟練の味。若い二人の顔合わせは今後また観る機会がきっとあるはず。

22時前に帰宅。平昌オリンピックのスピードスケート女子パシュートで日本チームが金メダル! 高木美帆さんはひとりで金銀銅の3つのメダル。そのうち金が姉の菜那さんと一緒に獲ったメダルだなんて、最高の形じゃないかしらん。

明日の昼の部に備えて、今日は早めにおやすみなさい ☆