メトロポリタン・オペラのライブビューイング 2023-2024シーズンの9作品のうち、6作目の「アマゾンのフロレンシア」だけなぜか上映に気付かず見逃してしまった。8月下旬から約1ヶ月のアンコール上映のうち、この作品が上映されるのは3回だけ。いずれも1日1回で、3日のうち1日は歌舞伎座だし、もう1日は絵の教室で、唯一、時間が取れるのが今日で、上映は18時から。できれば平日、休日でも昼間のほうが良かったんだけど、仕方がない。
事前にネットでチケットを予約しておいた。開場を待っている間、窓口でチケットを買った人の中に2人も「なぜかこれだけ見逃してしまって」と話している人がいて、私と同じ。ひょっとして、この作品だけMETの公式SNSで告知されていなかったとか?
アマゾンのジャングルを背景に、船が川を進んでいく。ジャングルに住む動物や植物をカラフルなコスチュームで人が演じたり、パペットが使われていたり。その船に乗っているのが伝説の歌姫と呼ばれるフロレンシアと、彼女の大ファンで自伝を書きたいというライター。歌姫の顔は知られていないらしい。大ファンなのに目の前で歌っていても気付かないの? と思ったけれど、よく考えたら、オペラだから歌っているけれど、本来は台詞を喋っているだけだから、おかしくないのよね。
タイトルロールを演じるアイリーン・ペレスも案内役のローランド・ビリャソンもメキシコ出身だそうで、特にビリャソンはとんでもなくハイテンションで、ヤニック・ネぜ・セガンもタジタジ。
物語としては他愛もないんだけど、美しい作品だったなぁ。ようやく観ることができてよかった。東劇にはもう、ひと目でアイーダだと分かる次のシーズンの大きなポスターが掲示されていた。
どこにも寄らずにまっすぐ帰宅。日曜日なので、お約束のまる子&サザエさんをTVerと録画で(サザエさんは TVerで配信されていない)見たあと、中村倫也さんが精神科医を演じる Shrink の第2話も録画で。今回は双極性障害の話。とてもリアルに描かれていた。原作の漫画はまだ連載中で、すでに12巻まで出ているのに、ドラマはなんと来週の第3話で最終回だそうな。えええ。もっと見たーい!