まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

METライブビューイング開幕!

朝イチで酵素風呂。天気がいいので自転車で行き、風はだいぶ冷たくなってきたと感じるものの、信号待ちの間など、日差しがまだまだ強く、この季節にこんなに日差しを強く感じるなんて、昔はこんなことなかったなぁ、と気候の変化を実感。着く頃には身体が温まっていたので、発汗良好。よしよし。

帰宅後、ひと息ついてすぐに外出の支度をし、東銀座へ。まずは歌舞伎座地下の木挽町広場に寄り、今月観たときにはまだ販売していなかった舞台写真をじっくり見て、パパは助六を1枚、勸玄くん改め新之助くんのは外郎売と福山のかつぎを1枚ずつ。1枚500円から600円に値上がりしたので3枚で1800円。そういえば先月、3万円を超えるぐらいひとりで買い込んでいる人がいたなぁ。私は構図がいいと思うのしか買わないんだけど、人それぞれ。

歌舞伎座のすぐ近くの Ju The Burger へ。アボカドバーベキューバーガーとポテトのセット。長丁場のオペラを観る前にあまりお腹いっぱいにしちゃうのは危険極まりないので、これぐらいでちょうどいい。

食後には、図書館で借りた「准教授・高槻彰良の推察」を読み、時折り、窓越しに外を見る。二階建ての観光バスが通ったりして、なかなか楽しかったんだけど「換気させて頂きます」とスタッフが窓を開けると冷たい風が吹き込んできて、勝手に閉めるわけにもいかないのでコートを羽織る。

時間を見計らって東劇へ。メトロポリタン歌劇場のライブビューイングがいよいよ新シリーズ開幕。その第一弾はケルビーノの「メデア」で、めったに上演されず、私も観るのは初めて。今日が初日で、平日の昼間だからそこそこの入りで年齢層も高い。

ギリシャ神話をもとにした作品なんだけど、ざっくり言ってしまえば、離縁され2人の子供も父親に連れて行かれてしまった女性が彼の再婚を知り、怒り狂って新妻と子供を殺してしまうという話。新妻にも子どもたちにも罪はないのに…。

タイトルロールを演じるソンドラ・ラドヴァノフスキーが圧巻。彼女はこれまでにも「ロベルト・デヴリュー」で老女王を演じた際も、そこまで老けなくても、と思うぐらいのメイクで登場するなど、常に「体当たり」で演じるエネルギーの塊みたいな人で、今回は幕間のインタビューでも稽古風景を披露し、舞台上で蛇のように這う場面が多いのであちこち痣だらけだと語っていた。あれだけの動きをしながらあの歌声。素晴らしいのひとこと。

舞台の上に大きなスクリーンがあって、例えば前方にメデアがいて、後方で婚礼の儀式が行われている場面では、横からでは見えにくい後方の舞台を斜め上からの俯瞰で見せてくれる。メデアが客席に背を向けている場面でも、その表情がスクリーンに浮かび上がり、ただの鏡ではなく、メデアの心情を表すような黒い渦巻きが無数に映し出されたりして、効果抜群。さすがデイヴィッド・マクヴィカー

寝落ちを心配していたぐらいだったのに、とーんでもない。3時間ちょっとがあっという間。次回作の「椿姫」では、「鎌倉殿の13人」で実朝を演じる柿澤勇人さんがゲストの先行上映回も東劇で予定されているとか。私は空いていそうな別の日に行くけどね。

帰りに北千住駅構内のスタバに寄り、夕べ終わった6つ目の和訳の見直し。約45分で作業が終わった後「准教授・高槻彰良の推察」3巻を読み終えた。

帰宅後に和訳の修正を済ませ、送信。これで手持ちのファイルはすべて和訳し終えた。この案件はこれで終了 … なのかどうかは担当の先生からの返信待ち。