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Ottavaが今月末で終わってしまうと思うと、コンブリオの時間に歌舞伎座にいることさえ複雑な気持ちだったんだけど、歌舞伎座夜の部を観る日の前日にOttavaの継続が決まるというなんともタイムリーな大ニュース。そのおかげで、心置きなく歌舞伎座へ。

中学時代の同級生から「歌舞伎を観てみたい」と言われ、並びの席で観ることになったので、質問された場合に備えて一応予習をしていったんだけど、「思ったよりずっと分かりやすい」と言ってくれて、「蘭平物狂」の見どころの立廻りには文字通り目を丸くして、幕間に「すごいすごい！」を連発。楽しんでもらえたようでよかった♪

松緑の倅大河くんが三世尾上左近として初舞台。パパは蘭平で大奮闘。

「素襖落」の大名某を左團次さん♪　弥十郎の次郎冠者とともに大らかで温かみがあるのに、肝心の太郎冠者が明るくないんだよねぇ。化粧も目の周りとか黒が強すぎるんじゃないかなぁ。深刻な悩みを抱えているかのようなんだもん。

「名月八幡祭」の縮屋新助を吉右衛門。「鬼平の人だよ」と同級生に言ったら、すごく驚いていた。まったく別人だものねぇ。芝雀も錦之助も生真面目で控えめな印象が強くて、美代吉と三次にはちょっと違うかなぁ。美代吉にはもっとあだっぽさがほしいし、三次ももっとワルじゃないと。

同級生は、次からは自分でチケットを取ってまた来たい、と意気込んでいた。歌舞伎の魅力を分かってくれて嬉しいわー。

帰宅後テレビをつけたら、ウィンブルドンで杉田選手がロペスを相手に善戦していて、途中から応援。あと１点取れれば、という惜しいところで及ばず、残念！