まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

読 了

先月までとはホットヨガのインストラクターの顔ぶれがずいぶん変わり、月曜日はこれまで午前中のクラスに参加することが多かったのだけれど、今日の午前中は強度の高いプログラムばかりなので、13時半からのリラックスヨガに予約を入れた。ひとつ前のハードなクラスは参加者がとても多かったのに、ごく軽いリラックスヨガの参加者は私を含めて5人だけ。こんなに少ないのは珍しい。慣れたプログラムで気持ちよくストレッチ。深い呼吸を意識するクラスで、ハードな動きはほとんどないのにたっぷり発汗。

読書の続きがしたくて、一度帰宅してからガストへ。日替わりランチのあと、土曜日に睡魔に邪魔をされた「残月記」表題作を読み進め、一気に読了。最初のほうで、そっち系かぁ、と気が重くなるような方向へ行きかけたものの、その方向は主人公の意思に反するもので、終わってみれば、なんという純愛。切々とした想いが心に染みる作品。3つの物語のいずれにも「月」が深く関わっていて、月を見上げるたび、というか月のイメージが浮かぶたびに、この本のことを思い出してしまいそう。

3編からなる連作集の初めの「そして月はふりかえる」の中に「太陽はみなの頭上に分け隔てなく昇ってくるが、月はそれぞれの人間の心の闇に昇ってくるのかもしれない。」という一節がある。太陽より月のほうがインスピレーションをかき立てるのは、闇を思わせるからかしらん。

夜には、らじるらじるで「又吉・児玉・向井のあとは寝るだけの時間」の先週分を聴き、そのあと今夜の放送を聴く。この番組での又吉さんのトークはとても寛いでいて、他の番組より素顔に近い気がする。

夕べ迷っていた手織りは結局全部ほどき、聴きながら織り直し。今度こそ織地の幅が狭まらないように気をつけないと。

手織の集中力がとぎれたところで、全米オープンを見ながら「残月記」のあらすじのまとめ。3編のいずれも強く印象に残る物語だっただけに細かいところまで書いておきたくて、テニスはほとんど耳だけで作業に没入。感覚的には2時間ぐらいに思えたのに、実際にはその倍の時間が経っていた。こんなに時間をかけるつもりはなかったのにー。