まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

ルイユ織り

日曜日だけど、12時半から「自分を見つめる Heart of Yoga」と長いタイトルの特別クラスがあり、強度の目安が1.5とごく軽い設定なので、参加してみた。ポーズがちゃんとできているかを気にする必要はなく、なによりも深い呼吸を優先。身体に痛みが出たらその前に戻り、休んで呼吸だけ続けていればいいとのこと。身体に痛みが出るようなポーズはほとんどなくて、深く呼吸しながらゆるやかにポーズをとり、ストレッチを深めていくのはとても気持ちが良かった。

帰宅後はまったり。まずWOWOWで映画「パレード」を見る。原作は吉田修一さんの小説で、歌舞伎役者の物語「国宝」と同じ人が書いたとは思えないまったくの別世界だけれど、ラストシーンが印象的という点では共通している。

その後も録画を消化しながら、手織りの整経。グラデーションと単色を組み合わせてマフラーを織るつもりで用意した毛糸がまだ手つかずなのだけれど、これからどんどん暖かくなっていくだろうから今から織ってもする機会がなさそうなので、秋頃まで寝かせておくことにする。じゃあ、何を織ろうかな、と考えて、先月初めに表参道のギャラリーを訪ねて巡り会ったルイユ織りのブローチを作ってみようと思い立った。

ルイユ織りというのは、あらかじめ同じ長さにカットした糸を経糸2本に結びつけていく技法で、手織教室でも最初の頃にクッションマットを作ったことがあり、そのときはシャギー織りと呼ばれていたし、ノット織りということもあるみたい。名前は違っていても、トルコ結びと呼ばれる結び方は共通している。

織り機ではなく木枠に麻糸を張り、以前マフラーを織ったグラデーションの糸のうち白に近い部分とブルーに近い部分から約10cm幅にカット。経糸2本に結び目1つで計7つの結び目で1段終わったら、麻糸で往復1段を入れることで結び目を固定。

写真はその麻糸まで織り終えたところ。ブローチとして仕立てるにはピンを縫い付けるための裏地が必要で、麻糸の平織りで正方形に織っておけば、ルイユ織りとの境目で半分に折れば裏地になると気付き、このあと一度ほどいてやり直した。続きは手織教室で。

「ブラッシュアップライフ」を見ながら思った。来世はオオアリクイとかムラサキウニとか言われて、徳を積んで人間に生まれ変わるために奮闘する物語なんだけど、そのために何度も同じ人生を繰り返すのはしんどそうだから、いつか人間になれる日を夢見て別の生き物として過ごすのも悪くないんじゃないかなって。人間以外のものとして来世を過ごしても、またそのあとに転生の機会が与えられるのであれば、という条件付きだけれども。ただ、そうなると、死んでもまた次があるから、という考えになってしまいそうね。ドラマではその点、転生の回数には上限があることになっている。もう次回で最終回。一体どうなってしまうのか。楽しみ!