まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

国立劇場

ワクチンの副反応が無事におさまり、今日は元気に国立劇場へ。「歌舞伎名作入門」として上演される「盛綱陣屋」。もう30年以上も観続けているので普段この入門シリーズはパスしているのだけれど、菊之助の盛綱に丑之助の小四郎、梅枝の篝火に大晴くんの小三郎と二組の父子の共演に惹かれ、チケットを取った。

最初に萬太郎の解説がつく。徳川・豊臣の大坂の陣にまつわる物語を鎌倉時代に移し、北条時政は家康になぞらえているなど、スライドをまじえて分かりやすく説明。耳に心地よい語り口で、とても良かった。その萬太郎は信楽太郎として出演している。他には、吉弥の微妙、莟玉の早瀬、又五郎の和田兵衛、坂東亀蔵北条時政

丑之助は前半から、喉から絞り出すような苦しげな発声に聞こえたんだけど、切腹する役だから、そのあとの苦痛に耐えながらの台詞にはその発声がぴったり。ただあの発声はやっぱり、喉の調子がちょっと心配。

全体のバランスがとても良く、何度も観ている作品なのに新鮮で、引き込まれた。

終演後には、国立劇場のお庭でプチお花見。

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そのあと近くのマザーインディアで、チキンビリヤニプレート。どこへ行ってもつい、いつものお店でいつものメニューになっちゃうなぁ。

積ん読」本の中から選んだ文庫本を国立劇場に向かう電車の中で読み始め、幕間と帰りの電車でも読み進め、帰りにアリオに足を伸ばし、上島珈琲店で読み終えた。千梨らくさんの「翻訳会社タナカ家の災難」。同業ゆえに興味を持って買ったのに、長いことほったらかしにしていた。受注から納品までのプロセスとか、そうそう、と頷く場面も多く、楽しく読んだ。

そのあとスーパーで買物のついでにヘモグロビンの測定をしてみた。2月末には10.8と低かったのに、今日の測定値は15.8! 献血前に鉄分補強を、とサプリを飲んではいたものの、こんなに急増するものかしらん。測定値が合っているのかどうか不安になる。

せっかく上がったヘモグロビン値が下がらないうちに、できれば今週中に献血に行くつもり。