まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992010-08-06

ワンデーのコンタクトレンズ3か月分をもらいに眼科へ。夏休み休診開けだから混んでいるだろうと覚悟していたけれど、待合室に席がなく立っている人が何人も。う〜む。予想以上だなぁ。出直すか? でも新しいレンズを入れてそのまま出かけるつもりでメガネで来たし、外出の予定にはまだ時間の余裕がある。タティングレースをしながら待っていよう。

1時間までは待たずに呼ばれ、新しいレンズを入れて視力検査。「これはテストレンズだから診察のあとはずして下さいね」… ん? 「新しいレンズは取り寄せなので届き次第ご連絡します」… てことは、今日はもらえないの? 今入れたレンズもはずさないといけないの? えええ。予備のレンズ持ってこなかったのに。暑い中を家までレンズを入れに戻る気はしなくて、メガネのまま出かけることにする。以前のメガネならおそらく戻っていただろうけれど、おニューのメガネだから♪

東劇に着くと、前回と同じスタッフさんだったのでスムーズに入場させてもらえた。メガネで観るのは初めてで、長時間PCで作業しても疲れない程度の視力に抑えてあるから不安だったけど、特に問題はなかった。

アイーダ」ってこんな物語だったのね。200人以上のエキストラを使った凱旋の場は圧巻。相思相愛のアイーダとラダメス。ラダメスに横恋慕する王女アムネリス。このアムネリスが最初は権力をかさにきたヒールのイメージだったのに、ラダメスを愛しても愛しても報われず、それでも彼を助けようと必死になる彼女がだんだん可憐に見えてきて、可哀想で応援したくなってくる。今回のキャストがどうこうでなく、オペラの作品としての完成度はこれまで観た中では(といってもまだ数えるほどしか観てないんだけど)ピカイチなんじゃないかと素人ながらに思った。充実の3時間半。ただ一点、物語が続いているのに一幕ごとにカーテンコールがつくのは興ざめ。

終演後の化粧室で思いがけず手織り教室の先輩とバッタリ。こんなところでお会いするなんて〜。

魔笛」と「セヴィリアの理髪師」はチケット紛失であきらめたのだけれど、コンブリオの斎藤さんが「魔笛はものすごくおもしろい」と言っていたのでどうしても観たくなり、幸いあと1回だけ上映されるので、その日のチケットを窓口で購入。

再び劇場に戻ろうとしたら、さっきとは違うお初のスタッフさんで、またしてもイチから事情を説明してようやく入れてもらった。やれやれ。「アイーダ」と次の「トスカ」までは30分しかないので、残りの時間であわただしく、持参したオニギリで腹ごしらえ。めずらしいオニギリ2つ。味は … ビミョー?

「トスカ」も物語をまったく知らない状態で観た。主役の「トスカ」を演じるのは「サロメ」と同じカリタ・マッティラで、サロメのときとはまるで別人! 恋人のカヴァラドッシを演じたマルセロ・アルバレステノールが素晴らしかった。フィギュアスケートでもよく使われる有名なアリアでは鳥肌が立ちそうになるぐらい。この2人を苦しめる敵役のスカルピアはいかにも憎々しく存在感たっぷりで堂々たる悪人ぶりなのに、インタビューに応じる素顔のジョージ・ギャグニッザはむしろ気が弱そうで優しい照れ屋さん。演出家のリュック・ボンディへに対するキャストの信頼がインタビューから伝わってきて、リュック自身のインタビューも示唆にあふれていて印象的だった。

2本のトータルで7時間余りの長丁場だったのに、まったく長いと思わなかった。それどころかもっともっと観ていたかった。すごいなぁ。余韻を胸に帰路に着く。

見積依頼のあった案件が宙ぶらりんのまま週末に突入〜 (T_T)