まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

リメイク版「生きる」

黒澤明監督作品「生きる」の英国版リメイクを観たくて、木曜日はなるべくホットヨガに行こうと決めているから、金曜日の酵素風呂のあとにしようと思っていたのだけれど、金曜日から上映2週目に入るせいか上映回数が減り、ベストな時間帯がなくなってしまうので、ホットヨガより映画を優先することにした。

パイレーツ・ロック」でそれはそれはかっこよかったビル・ナイの主演でのリメイク。遠い昔、シナリオの勉強をかじっていたときの先生が黒澤監督に心酔していて度々上映会を開いてくれたので、かなりの数を観ていて、「生きる」も特に印象に残っている作品のひとつ。それがイシグロカズオ脚本でどんなふうにリメイクされたのか、とても楽しみだった。

もうね、オープニングから、すごくいい。現在のロンドンではないことが一瞬で分かるレトロな雰囲気。志村喬は老いてくたびれた姿を印象付ける演技だったのに対し、ビル・ナイはすでに70代だからもちろん老いてはいるのだけれど、その佇まいはとてもスタイリッシュ。黒澤作品のエッセンスはそのままに、ディテールまで英国風で、映像もとても美しい。遠い昔に上映会で黒澤作品を観た時よりも主人公の年代に近づいているだけに、胸に迫るものがあった。黒澤作品のほうもまた観たいなぁ。

最近は、映画に関する情報をネットで見ることができるので、パンフレットを買うことが少なくなっているのだけれど、表紙のビル・ナイが素敵だったので買っちゃった。

シネコンからフードコートに移動し、リンガーハットで「あさりとアスパラの白鶏湯ちゃんぽん」。映画の半券で餃子が3つ付いてくる。久しぶりのちゃんぽん、美味しかった。

夜には紫陽花のニャンドゥティの続きをチクチク。ルイユ織りも進めないと…。