まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

手織り ゴールイン

朝イチでホットヨガ。もう月の後半なのに、今月まだ4回目。「デトックス仙人ヨガ」のクラス。ルーシーダットンとも呼ばれるタイ式のヨガ。同じ「仙人ヨガ」でも「アクティブ仙人ヨガ」のほうはしんどくて一度で挫折したので、私が参加するのは強度が低い「デトックス」のほうだけ。

気持ちよくストレッチをして帰宅し、Radiko のタイムフリーで「星野源オールナイトニッポン」を聴きながらブログのアップなど。深夜ラジオを昼間に聴くのは不思議というか、深夜にこそふさわしい内容なのに否応なく昼間の光が当たってしまってもったいないみたいな違和感がある。

そのあと録画の消化。あれやこれやでずいぶんたまってしまっていた。手織を進めながら、「相棒」を2話、「漫勉」の手塚治虫さんの回に続き、じっくり見たくてとっておいた「大奥」を第2話から第6話まで一気に。堀田真由・福士蒼汰コンビの家光/有功編は切なく、また痛ましくもあり、仲里依紗の綱吉の艶っぽさといったら! 伝染病により男が極端に少なくなった世界での女将軍という特異な設定ではあるものの、跡継ぎを生むことを使命とされた女性たちの悲痛な立場は普遍的なもので、私は無縁だったけれど、共感を抱く女性が少なくないんじゃないかしらん。歴代の将軍の時代を振り返るという形で冨永愛の吉宗が登場し続けているのも嬉しい。原作のコミックスが手元にあるから、ドラマを全話見てから読み返したい。

これだけ見る間にせっせと手を動かしていたのになかなか手織りが終わらないので、さらに初の大河ドラマ花の生涯」第1話のリメイク版。AI に過去の無数のドラマや時代劇のデータを記憶させ、カラー化したものにさらに時代考証の視点から人間の手で調整を加えたという。すごい時代になったねぇ。

それでもまだ織り終わらず、梅玉さんが1992年の襲名披露で福岡貢を勤めた「伊勢音頭」を観る。歌右衛門の万野、梅幸のお紺、吉右衛門の喜助、藤十郎(当時鴈治郎)の万次郎、富十郎のお鹿と、今は亡き名優たちが勢ぞろい。

その幕が閉まる頃にようやく経糸の最後まで織り終えた。少しでも長くしたくて、ギリギリまで。モワモワとした毛羽が筬に絡みつくのを取り除きながら織り進め、最後にはそのモワモワが直径10cmを超える大きな玉になるほどだった。これだけモワモワしている糸なら、マフラーとしてはさぞかし暖かいんじゃないかしらん。