まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

ヨガに読書にドラマに…

午後イチで、今月まだ4回目のホットヨガ。「ダイエットヨガ初級」というプログラム名には少なからず抵抗があるものの、強度が軽めで時間的にちょうどいいのがこれだけだったから。インストラクター不在のスクリーンヨガは大抵参加者が少なく、今日も私を入れて4人だけ。のびのび~。

一度帰宅し、洗濯やらなんやらを済ませてからガストへ。季節メニューの中から、しらすご飯。これはなかなかのヒット作。

食後には読書。まず図書館で借りた「美術の窓」の「恐怖の表象」特集をじっくり読んでから、永井路子「炎環」の続き。3篇目の「いもうと」。北条政子の妹のことで保子とされているのだけれど、脳内では自動的に「鎌倉殿の13人」の実衣に変換。小説の姉妹には、実衣が尼となった政子の頭巾の中がどうなっているのかを尋ねる場面のような親しさはなく、一見、無邪気でただのおしゃべり好きのようでありながら実はその言葉の裏に毒を仕込ませ、相手の猜疑心を呼び起こしたりするフレネミー的な存在として描かれている。ドラマでも実衣が梶原追放のきっかけを作ったことが描かれていたけれど、実衣が自分の意思をはっきりと言葉にするのに対し、小説の保子はあくまで無意識のように振る舞い、本心を明かすことはなく、それがかえって恐ろしい。乳母として自分が育てた若君との間に、若君が自分の乳房をさわらないと寝付けないほどの濃密な絆を育むことで母の政子を若君から遠ざけ、無邪気な妹を演じつつ内心では姉より優位に立とうとする保子。ああ、女って怖い怖い。

夜には、星新一の短編ドラマのうち「処刑」の後編。このシリーズ、それぞれはごく短いのだけれど、どれも緻密に作り込まれていて秀逸。NHKだからドラマにも民放より多くの予算が取れるのかなぁ、とうがった見方をしてしまう。そのあとさらに「病院ラジオ」。いつもながら、胸が熱くなる。NHK を見ることが著しく増えてきたように思うのは、年齢のせい? それとも実際、意欲的な作品が増えているから?