まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

ドライブ・マイ・カー

午後イチに Movix へ。アカデミー賞4部門にノミネートされたことで話題の「ドライブ・マイ・カー」を観てきた。原作は村上春樹の短編集「女のいない男たち」。村上春樹作品は何度かトライしたもののその都度挫折し、ハルキストにはなれずに今に至るため、この映画もこれまで敬遠していたのだけれど、これだけ話題になっているならやっぱり観てみようかな、と思い立った次第。

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結果的には観てよかったし、ノミネートにも納得。エンディングがちょっと唐突だったので、観終えたあとに書店で原作の短編集で同題の小説をチェックしたんだけど、エンディングはまったく一致していなくて、あとで調べてみたら、映画化に際し、同じ短編集に収録されている他の2作品の要素も取り入れたとのこと。なるほど。いつもなら、じゃあ原作も読んでみようかな、ということになるんだけど、今回はちょっと気乗りがしない。映画はとっても良かったから、それでいいかな。

西島秀俊霧島れいか三浦透子岡田将生の4人を軸にした物語の本筋もさることながら、手話も含む多言語で上演される「ワーニャ伯父さん」の稽古風景や本番の舞台の様子もとても興味深かった。三浦透子さんは一度も笑顔を見せないので、笑顔はどんな人だっけ、と画像検索しちゃった。霧島れいかさんの声も印象的。4人とも絶妙なキャスティング。そのままその人として今も生活しているかのように思わせるリアリティがあった。

上島珈琲店でしばし映画の余韻に浸ったあと、図書館で借りた「浄土双六」を読み終え、「百鬼夜行抄」6巻も再読し終えた。映画の世界と、室町時代とあやかしの住む異空間がごちゃまぜ。

夜には「家事ヤロウ」でまた業務スーパーの特集。そういえば最近行ってないなぁ。

お風呂上がりにテレビを付けたらWOWOWで「ニューヨーク 親切なロシア料理店」という映画が始まっていて、よせばいいのに最後まで観てしまった。終わったのは午前5時すぎ。こんなはずじゃなかったのにー。