まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

ムーミンバレーパーク

ムーミンバレーパークは3月初旬までオーロラが出現するプロジェクションマッピングのイベント中で、その間に行こうと思いながら、ついつい先延ばしにしているうち、絵の教室でご一緒のWさんのご友人が飯能市内にお住まいだそうで、私より先に行ってしまったと。あらまぁ。私も行かねばー、と先月のうちにデジタルチケットを購入していた。でも年末年始は混みそうだし、とはいえ今月後半以降は何かと予定が入っているし…。そんなわけで、昨日の今日だけど、今日は天気がいい上に気温が高めで、明日以降はまた冷え込むそうなので、今日のうちに、と行くことにした。

プロジェクションマッピングが18時半からなので、それまでいるわけだから、と遅めの出発。西武池袋線で飯能まで移動し、駅からは直行のバスでメッツァの入口へ。

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マーケット棟とレストラン棟のあるメッツァビレッジからムーミンバレーパークの入口まで徒歩で約15分。結構な距離だけど、その間の空間がもうムーミンの世界。

本の形のゲートをくぐり、デジタルチケットを提示。デジタルチケットって初めてだったから、ちょっと緊張。特製パスケースとセットのチケットで、そのパスケースの他にポケット付きのクリアファイルももらった。かわいい。

パーク内に入ると、最初に見えてきたのは赤いドーム型のエンマの劇場。ちょうどステージが始まるところ。グッドタイミング。

 

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スナフキンが冬眠しているムーミンたちを起こすところから始まり、拾った大きなシルクハットの作用で出てきた雲に乗ってみんなが楽しく遊ぶ場面も。さらに、かくれんぼでムーミンがそのシルクハットに隠れると茶色い毛むくじゃらの生き物の姿に変わってしまい、自分はムーミンだと言ってもみんな信じてくれず、ママだけが「じっと目を見て」と見つめ合ったあと「私のムーミントロールだわ」とやさしくハグをすると、もとのムーミンの姿に戻るという、ムーミンの物語に出てくるエピソードで構成された楽しいステージ。ミイとスナフキンは人間が演じ、パパ、ママ、ムーミンスノークのお嬢さんとスニフはきぐるみなのは本国のムーミンパークと同じ。

そのあとf:id:maru99:20200109161440j:plainムーミン屋敷のツアーに参加し、2階と3階も見せてもらう(参加しないと1階と地下だけ)。本国のムーミン屋敷とはいろいろ違うんだけど、ディテールまで作り込んであって楽しい。たとえばご先祖さまの肖像画。目だけが動くようになっていて、近くの蓄音機が鳴り出すと壁にご先祖様の映像が出てくる。その蓄音機にはご先祖様がデザインしたというムーミン家の家紋が! そんな家紋があるなんて知らなかったわー。ミイは小さいので寝室も小さな小窓の中に。ムーミンの寝室には、ムーミンになつかなかった小さな「最後の竜」も。ママの寝室には、レースのベッドカバーの上にママの大事なハンドバッグが置かれていて、ガイドさんがその中身まで見せてくれる。たくさんの絵や写真が飾られている中に、ムーミンコミックスに出てくるムーミンのレントゲン写真もあった。ツアーといっても参加者は十人足らずだったので、ゆっくり見ることができてよかった。

そのあとコケムスエリアへ。トーベ・ヤンソンの人生をたどる展示やアート作品の数々(撮影禁止)。絵本「それからどうなるの?」のページが立体化された空間。ディテールまで精巧に作られているジオラマ。このエリアだけでもファンには必見。

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まだプロジェクションマッピングの時間まで少しあるから、とお散歩しようと思ったら、エンマの劇場の前に列ができていて、今なら無料でパパ、ママ、スナフキンと一緒に写真が撮れると。迷わず列の最後に加わると、その数分後には締切だった。ラッキー。スナフキンの両隣にパパとママがいて、スナフキンの右、左、どっちにいけばいいのかちょっと迷ったら、イケメンのスナフキンが「どっちでもいいよ」と、その言い方がちゃんとスナフキンぽかったのが個人的にツボだった。とても素敵な写真を撮ってもらったけど、恥ずかしいからアップは勘弁ね。

ショップには様々なグッズがずらーり。厳選して厳選して、お土産のお菓子以外は、ムーミンバレーパーク限定のキーホルダーと、日付が刻印されているキーリング(誕生日のをチョイス)、ムーミンの最初の童話が発表されてから75周年の記念ピンバッジと、ムーミンが鈴になってるかわいいストラップの4点だけ。我慢できたのは、年末の整理整頓でトートバッグもポーチもタオルももう十分にあることを胸に刻んでおいたから (^^ゞ

レーズンとシナモン入りのホットワインを頂きながらひと休みしたあと、いよいよプロジェクションマッピングの時間。ムーミン屋敷の前にはすでに人だかり。そしていよいよスタート!

肝心のオーロラがポスターの写真とはちょっと違っていたけれど、ちゃんとストーリーになっていて、とってもキレイで、これが本当のオーロラだったらなぁ、と思ったらこみ上げるものが…。

写真を撮りながら見て、大満足で出口に向かう人の列に加わったものの、プロジェクションマッピングが始まる前に暗いところで写真を撮ったからスマホのストロボがオンになっていたことに途中で気付き、せっかくのプロジェクションマッピングの写真があまりよく撮れていなかったので引き返し、30分後の2回めの上映を最前列で。

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ああ、あの美しさが写真ではあまり伝わらない…。

すっかり暗くなった帰り道、歩道にキラキラ光る石がたくさん埋め込まれていたり、歩道の一部をスケートリンクに見立て、ミイやヘムレンさん、小さな動物たちが滑る動画が映し出されたりと、様々な工夫で楽しませてくれる。

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美しい夜景を堪能しながらメッツアに戻ると、ムーミングッズのショップとは別に埼玉の名産品が並ぶショップがあり、夕べの女子会でひもかわうどんの話が出たことを思い出し、2種類の幅広うどんを買ってみた。

飯能駅とメッツァの間のバスは数社が乗り入れているそうで、行きは Suica で支払いだったけど、帰りのバスはキャッシュオンリー。乗るときに整理券を取るバスは久しぶりで新鮮だった。

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飯能駅のホームで最後の写真。ガラガラの急行で池袋駅を経由し、帰宅したのは22時近く。楽しかったー。

エモパーによると、今日の歩数は13942歩! 

ムーミンバレーパークが開園したのは去年の3月。1年経ってしまう前に行くことができてよかった。季節が変わるとまた新たなイベントが始まるかもしれないし、パーク内の風景もきっと変わるだろうから、春か夏になったらまた行きたいな。