午前4時半近くまで仕事をすると、そのあとお風呂で、汗を引くのを待ってベッドに入るのが6時前後になってしまうのねん。そういう状態だといつもより耳鳴りが大きくなることもあり、なかなか寝付けず、実質4時間程度の睡眠でも起きると正午ちょっと前という…。それならそんな時間まで仕事をしなければよさそうなものなのだけれど、そこがまた、気分が乗ってしまうとなかなか途中で中断できないというね。習い性というべきか。
ありもので簡単に食事を済ませ、西日暮里経由で神田へ。十代の終わりから二十代の半ばまで毎日通っていた通学・通勤の場所。しかも今日の目的地は、その通っていた専門学校のすぐ近く。
アルパの先生のコンサートに伺った際、チラシと一緒に配られていたニャンドゥティのワークショップに先生と一緒に参加できることになり、14時からの開催なので15分ぐらい早めに着くと、開放されている入り口すぐのところで真っ赤なアルパの演奏中。中へと促され、演奏者の横をすり抜けるように中に入る。奥で演奏したほうがいいんじゃ… (^^ゞ
ほどなく先生もいらして、演奏していた若きアルピスタが子供の頃からよく知っているとのこと。あらまぁ。3曲聴いたところで2階に上がり、ワークショップがスタート。
「ニャンドゥティ」というのは、パラグアイではスペイン語とともに公用語であるグアラニー語で「蜘蛛の巣」という意味で、パラグアイの伝統的な手工芸。アルパ教室の発表会でもニャンドゥティの衣装を着る人が多く、どうやって作るんだろうと以前から思っていたら、最近2冊の本が続けて出版され、その著者の方も先生のお知り合いで、当日も会場にいらしていた。本は2冊とも買ったんだけど、なかなか始められずにいたので絶好の機会。
典型的なニャンドゥティは円形のモチーフなのだけれど、入門編としてワークショップで作るのは、しずく型(アンブレラ型?)のアクセサリー。木枠に張られた布地の上に、糸を通す点をボールペンで型紙から写し取り、用意されている様々な刺繍糸から2色を選び、しずくの頂点を起点として放射状にベースとなる糸を張る。これが縦糸のような役割で、緯糸になるもう1本の糸を結びつけ、平織りのように糸を通していく。だから「レース編み」というよりは「手織」に近い。
ワークショップの参加者は私と先生の他に3人いらして、私以外の4人は皆さんコントラストの強いキレイな配色を選んでいらしたのに、私は写真のとおり同系色を選んでしまったために、ニャンドゥティらしい色鮮やかさとは程遠いものになってしまった。糸選びがポイントになるところも手織と同じなのねぇ。
最後まで織った後、木工用のボンドを水で薄めたものを刷毛で厚めに塗り、ドライヤーで乾かしてから布からはがせば出来上がり。2つ作って、先生はピアス用の金具を付け、私はピアスもイヤリングもしないので、ペンダントトップにするつもりで、金具は付けずに持ち帰ることにした。
1階に戻り、様々な教室で作成されたたくさんの作品を見せて頂く。すごいわぁ〜。しばらく前にタティングレースにはまっていたのと同じように、ニャンドゥティにもはまってしまいそう。
近くの喫茶店で先生と楽しくおしゃべりしてから、18時すぎに帰宅。ひと息つく間もなく仕事モードに切り替え、2つめのパワーポイントファイルの英訳をスタート。20時以降、Gaoraでエルステ・バンク・オープンの中継が始まり、圭くん対ティアフォーの試合の間は仕事を中断。その代わり、手織を進めながら応援。初対戦はフルセットまでもつれたものの、第3セットは圭くんが6−2と突き放した。イェーイ!
その後の試合は耳だけ観戦で、英訳の続き。2つめのファイルが終わり、3つめのファイルは一番長いので、午前3時を回ったところで、今日はここまで (^^)