まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992018-04-26

ベックスのモーニングで腹ごしらえを済ませ、東銀座に向かう途中の車内で、夕べようやく最後まで英訳し終えた案件の担当の先生からメールが届き、なんともう次の書類が来たと。えええ。やっと大きな荷物を降ろせるめどが立ったばかりなのに、さらにその上にまた荷物を重ねられてしまった。む〜ん。

ひとまず忘れて歌舞伎座へ。四月大歌舞伎の昼の部の最初は、真山青果の台詞劇「西郷と勝」。NHKの「西郷どん」は見ていないのだけれど、ビジュアルだけ見れば鈴木亮平よりも松緑のほうがイメージに近い。錦之助が演じる勝海舟の江戸弁と、西郷とその周囲の薩摩藩士が駆使する薩摩弁。ただでさえ膨大な台詞を薩摩弁でこなすのは、さぞや大変だったに違いない。松緑の西郷は、風貌だけでなく、懐の深さも感じさせ、予想外と言っては失礼かもしれないけども、すご〜く良かった。

その次は「裏表先代萩」と称される「梅照葉錦伊達織」。おなじみの先代萩から御殿の場と床下はそのままに、鶴千代君を暗殺するための毒薬を仕立てた医師の兄弟とその家に仕える小助の物語がからみ、仁木弾正と小助の二役を菊五郎。前にも観たことあったかなぁ、と調べてみたら、一度だけ、三部制の納涼歌舞伎で観ているらしいんだけど、残念ながら記憶にない。先代萩にもある対決の場が小助の詮議になるのが面白い。

夜の部では、悪役に殺されてしまう忠臣と、その仇討を果たす弟の二役を演じていた彌十郎が昼の部では憎々しい女形の八汐を演じ、時蔵も、夜の部では太平次に惚れてゆすりに加担する悪女だったのが昼の部では忠臣の政岡。鶴千代君を演じる亀三郎くんも可愛らしかった。

16時ちょっと前の終演後、自宅の最寄り駅までまっすぐ戻り、まず眼科でコンタクトレンズを受け取ってから、コメダ珈琲で英訳の見直しをスタート。

その直後、ずいぶん前から続いている別件の担当者からも追加書類が届いてしまった。ああもう、荷物がまた重くなってしまったわ〜。

見直しも、ちょっとやそっとでは終わらないので、21時ちょっと前に撤退。帰宅後、2時間ほどの作業で今日はおしまい。ふぅ〜。