まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992017-06-21

うちのパソコン、2011年春モデルと年数が経っているせいか、Windows10へのアップグレードは問題が多く報告されているので要注意、という警告が今も度々ポップアップで表示されるので、7のままで使用している。しばらく前から、OTTAVAのサイト上でストリーミングをスタートさせるボタンをクリックしてもまったく反応しない状態が続いていて、ChromeからFirefoxIEにブラウザを替えても同じ。アップグレードしていないせいだろうとあきらめ、Saloneはニコ動で、ニコ動で配信されないその他の時間帯は、OTTAVAが提携している楽天FMのサイトから聴いていた。ところがその楽天FMのサービス終了が発表され、このままだと聴くことができなくなってしまう! と困ってパソコンメーカーのサポートセンターにメールで問い合わせたところ、個々のサイトの問題には対応しかねるとの前置きに続き、あくまで一般的な回答として、コントロールパネルからIEを初期化したあとパソコンを再起動してみてくれと。IEは普段まったく使っていないので、期待できそうにないなぁ、と思いながらも試してみたら、なんと一発OK。元通りサイトから直接聴くことができるようになった。アップグレードは無関係だったのねぇ。ビックリ。

そうこうしているうちに出かける時間。関東もとっくに梅雨入りしたはずがあまり降らない中、梅雨の長雨とは違う本降り。風もあり傘だけでは足りなそうなので、レインコートを着込んで駅へ。北千住のスタバに寄り、デカフェのラテとサラダラップで軽く腹ごしらえを済ませてから歌舞伎座へ。

六月大歌舞伎の夜の部は、「鎌倉三代記」の「絹川閑居の場」で幕開け。尾上松也の三浦之助に雀右衛門の時姫。実年齢は32歳と61歳とほぼダブルスコアなのに、まったくそうは見えない京屋の若々しさは父親譲り。でも幸四郎佐々木高綱が登場する前に寝落ちしてしまった。最前列だったのに、申し訳ない。

続いて「御所五郎蔵」。両花道の上手に仁左衛門の五郎蔵とその子分、下手には左團次さんの土右衛門とその子分がずらりと並び、壮観。雀右衛門の皐月に米吉の逢洲。目にも耳にもごちそうの一幕。

そして最後に「一本刀土俵入」。幸四郎の茂兵衛に猿之助のお蔦。このお蔦が素晴らしかった。今までお蔦のマイベストは芝翫さんだったんだけど、猿之助に変わっちゃった。弥八は猿弥。親分になっても茂兵衛に頭突きをされたトラウマで関取が苦手という演出、今までもあったかしらん。歌六の儀十、錦吾、巳之助、由次郎の船頭・船大工など、回りも良かった。さらにお君役の市川右近くん、可愛いわぁ。女の子にしか見えない。

大満足で歌舞伎座を出ると、雨はすっかり上がっていた。帰りの車内で、I さんからお知らせメール。今夜の「美の巨人たち」で前回の絵の教室で話題になった写実の画家、犬塚勉さんが特集されていると。帰宅後バタバタしている間に録画しておいて、お風呂上がりにじっくり観た。驚嘆。