まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992017-06-22

昨日の夜の部に続き、今日は昼の部。昨日と同じように北千住のスタバに寄り、昨日とは別のサラダラップとデカフェのラテ。

「名月八幡祭」は久しぶり。純な男を怒らせると怖いのよぉ、という話で、その純な縮屋新助を松緑。絶望からくる狂気の暗さがよく出ていた。笑也の美代吉に猿之助の三次。この二人がそれぞれに自分勝手で、いつ別れてもおかしくないように見えたのがちょっとマイナスかな。なんやかや言いながら切っても切れない悪縁でつながっている似た者どうしに見えないと物足りない。猿弥の魚惣が良く、まだ40代なのに老役としても大活躍。女房役の竹三郎さんが80代半ばでもなお若々しく、「鎌倉三代記」の松也・雀右衛門と同様にほぼダブルスコアなのに、もう何十年も連れ添った夫婦のように自然に見える。歌舞伎役者の舞台の上での年齢不詳ぶりはすごいわぁ、とあらためて思う。幕切れは、誰もいなくなった暗い舞台の背景に月が出て、徐々に明るくなりながら少しずつ上がっていく。こういう装置の工夫がとても好き。

続いて、風呂屋の三助となめくじが踊るというユニークな「浮世風呂」。猿之助が情の濃い女のお蔦とも小悪党の三次ともまったく異なる顔を見せてくれる。体力的にも相当きついと思うのに、まったく感じさせない軽やかな動き。種之助のなめくじも可愛かった。

最後は「弁慶上使」。これも久しぶりな気がする。吉右衛門の弁慶に雀右衛門のおわさ、義経の妻である卿の君と弁慶の娘しのぶの二役を米吉。勧進帳の弁慶とはまったく違う人物像が面白い。米吉くん、今月は五郎蔵にも弁慶にも斬られて死んでしまうのねぇ。おつかれさま〜。

歌舞伎座はこのところ子役がらみで話題になることが多く、それに比べて今月は比較的地味なラインアップだったんだけど、言い換えれば玄人好み。昼夜ともに充実していた。

終演後、歌舞伎座地下の木挽町広場に先月から出店している鯖江のメガメショップで、厚さわずか2ミリの老眼鏡「ペーパーグラス」を購入。手元の老眼鏡は0.75で、ペーパーグラスは1.0からしかないんだけど、0.75と1.0なら併用しても問題ない、と眼科で確認済。これまで、自宅で老眼鏡を使ったあと、ケースに戻し忘れて、外で使おうとケースを開けたら空っぽ、ということがよくあったんだけど、ペーパーグラスはケースに入れてもぺったんこで、長財布に入ってしまうから、忘れる心配もない (^^)

そのあと歌舞伎座の向かいにあるいわて銀河プラザに寄り、ずんだアイスをば♪

ココ壱の夏野菜カレーで夕食を済ませて帰宅。圭くんのゲリーウェバー2回戦を応援するつもりが、第1セットの6ゲームめで左腰の違和感を訴え、棄権。怪我をせずに体調万全で試合に臨めるようにすることが圭くんの最大の課題かなぁ。

今夜中に3ページの和訳ができないかという大急ぎの依頼が飛び込んできたけれど、手持ちの案件がまだまだ終わりそうにないのでお断りせざるを得なかった。その分、手持ちの案件を頑張ることにして、午前4時近くまで。それでもまだゴールが見えないわ〜。