まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992014-03-31

8時半のモーニングコールで起床。熟睡。窓を開けたら真っ青な空。キレイに晴れてる。昨日がこの天気ならよかったのにねぇ。

昨日は洋食中心のビュッフェだったので、今日は和食中心。でも食後はやっぱり珈琲で、のんびり。チェックアウトを済ませ、着替え等の入ったバッグを預け、予約しておいた「語り部タクシー」に乗る。

蒲生地区から荒浜地区を経て閖上地区へ。天気はいいのにものすごい強風で、特に沿岸部では、人一倍重い私でも両足をふんばり、前かがみになって全身に力を入れていないと飛ばされそうなほど。その強風の中、「必ず帰ってくる」という想いを込めた黄色いハンカチがちぎれそうに揺れていたのが印象的だった。

瓦礫こそほとんど片付けられているものの、まだ津波の跡が生々しく取り壊しを待っている段階の建物や、水はけが悪く除塩が進まない畑、かつて家があった場所には石の土台の片鱗だけが残され、あちこちに工事車両。かつては防風林を構成していた松の木も今は点在するばかり。午後2時46分で止まったままの中学校の時計。津波が到達した地点の高さに合わせて建立された観音像の、その高さに呆然とする。折しも卒業式の日だったので、ビデオを持参していた人が多く、その結果として校舎の2階や歩道橋の上に避難して撮影された映像が残されていて、その生々しさにあらためて言葉を失う。わずか2時間半ではあったものの、貴重な体験をさせて頂いた。

ホテルまで送って頂いた後、昨日に続いて「るーぷる仙台」に乗る。偶然ながら月曜日の今日は美術館はじめ休館の施設が多く、今日でもOKなのがまさに私が行くつもりでいた大崎八幡宮メディアテーク。昨日のうちに美術館に行っておいて大正解。大崎八幡宮の赤い鳥居とマンションの対比が面白くて、思わずパチリ。

仙台駅まで戻り、仙台フィルのインスペクターさんに教えてもらった「利久」で牛たん定食。去年、別の店で食べたのとはまったく違い、ものすご〜く美味しかった。テールスープも絶品。ボリュームたっぷりすぎるぅ、と思いながらも美味しすぎて残す気になれず、必死で完食。

そのあと駅ビルでささっとおみやげを買い、ホテルで荷物をピックアップ。今回はムーミンのトラベルシリーズのバッグ3つで揃え、軽いし使いやすいしで大活躍してくれた。ボストンの大小は折りたたみできちゃうすぐれもの。

18時半仙台発のはやぶさ28号で帰途につく。車内でスマフォでコンブリオを聴くつもりが、あまりにブチブチ切れるので断念。メディアテークで購入した「女川一中生の句 あの日から」を読む。

20時7分東京駅着。コンブリオを途中からスマフォで聴きながら、9時すぎに帰宅。はぁ〜。旅が終わってしまった。

ひと息ついてから、録画しておいたフィギュアスケート世界選手権の女子フリーを観る。ホテルで各室に配られた河北新報の1面にドドンと真央ちゃんの写真が出ていて、もう結果は分かってしまっていた。それでも観るのねん ^^;