まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992014-03-30

仙台2日目はあいにくの雨。8時半のモーニングコールが鳴る前に起床。朝が早いオプショナルツアーはパスして、ホテルのレストランでゆっくりビュッフェの朝食。

昨日は20度を超えて暑いぐらいだったのに、今日は気温もグッと下がり、和装コートをレインコートにもなるトラベルコートに代えて出かけたら、寒〜い! 和装コートの上からトラベルコートを着るべきだったと後悔しつつ、去年も一昨年も乗る機会がなかった市内の周遊バス「るーぷる仙台」の一日乗車券を購入し、初乗り。

まずは仙台城址へ。政宗公の騎馬像にご挨拶。そのあと宮城県美術館へ。常設展のほか、特別展は「クレートカンディンスキー」で、ガラガラだったので1枚1枚じっくり鑑賞。好きな絵がたくさんあって楽しかった。売店で、絵の教室の皆さんへのおみやげにポストカードを選ぶ。

館内のカフェ「モーツァルト フィガロ」でひと休み。ショコラモーツァルトをチョイス。どっしりとしたガトーショコラが珈琲によく合い、シアワセなひととき。

再び「るーぷる仙台」に乗り、復興コンサートの会場へ向かう。2時開場。ロビーには仙台フィルへの応援メッセージが満載のパネルが飾られていて、私が事前にムーミンのポストカードで送ったメッセージもしっかり掲載されていた。ペンが用意されていて、空白が徐々に埋まっていく。3時の開演直前まで、ロビーに集まったリスナー同士でわいわいと。

さあ開演。仙台フィル海上自衛隊音楽隊のトロンボーンアンサンブルによる「A Song for Japan 日本に捧ぐ歌」の献奏で始まり、続いて仙台フィルが震災直後から各地で行ってきた復興コンサートの様子を再現する弦楽四重奏。早くも涙腺が…。

心に花を咲かせよう合唱団による合唱2曲に歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲とプログラムは進み、海上自衛隊「歌姫」こと三宅由佳莉さんが登場。美しいソプラノと仙台フィルのやわらかな音色が溶け合い、「Time To Say Goodbye」と「祈り〜a prayer」を熱唱。

続いてチャイコフスキーの祝典序曲「1812」年。仙台フィル海上自衛隊東京音楽隊とが共演し、さらには心に花を咲かせよう合唱団も加わる大編成で、金管の音色は雄々しく、舞台後方と左右からも大砲に見立てた大太鼓が鳴り響き、圧倒的な大音量。ものすごい迫力。そして休憩。はぁ〜、と力が抜ける。

再びロビーでわいわいしたあと、斎藤さんの司会で恒例の「どこから来ましたか」アンケート。国内は札幌から石垣島まで、そして今年はさらに出張中のアトランタからかけつけたリスナーもいて、特に市内からリスナー以外のお客様が多かったことも嬉しかった。

後半は、ドヴォルザークの「新世界より」全曲をじっくり聴く。やっぱり仙台フィルって素晴らしい! そしてアンコールでは「威風堂々」の大合唱。拍手しすぎて手が真っ赤。

寄せ書きのパネルも完成し、授与式。仙台フィルの皆さんと一緒に記念撮影もして、「もう閉館ですから!」と追い出されるまでワイワイがやがや。

新幹線の時間が迫るツアー組が乗るバスを見送った後、前夜祭でも今日のコンサートのメドレーでも大活躍だった四重奏団のお二人(実はご夫妻)と十数人のリスナーと一緒に近くのカフェへ。コンサートの余韻をたっぷり楽しむ。

10時近くにホテル着。さて、明日はどうしようかなぁ、とプランを練り、予定どおり、仙台フィルの方が勧めて下さった「語り部タクシー」に予約を入れる。

今日はとうとう1日中ずっと雨だった。斎藤さん、雨男だからなぁ ^^;