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案の定、大晦日からの筋肉痛を引きずって迎えた新年。朝７時前から WOWOW で、前から観たいと思っていたメトロポリタン・オペラ「始皇帝」の放送があり、大晦日の夜から寝ていないままでそのまま観ようか悩んでいるうちに始まってしまい、とりあえず録画しておいて、午後の番組表とにらめっこの末、ひとまず寝ておくことにした。

12時のアラームで起きるはずが、こういう時に限って４時間サイクルを超えて寝てしまい、１時からリアルタイムで観るはずだった「ハリー・ポッター」シリーズの初めの十数分を見逃してしまった。どうもベストセラーだ大ヒットだと騒がれれば騒がれるほど敬遠してしまうタチなものだから、これまで一度も読んだことも観たこともなく、お正月ならではの一挙放送企画に乗ってみる気になったのだった。

シリーズ第１作「賢者の石」の最中に、ズズズッと地鳴りのような音がして、その後もズーンと重い音が響く中、ピリピリと小刻みな振動が始まり、ひょっとしてあの日のような大きな揺れが来るんじゃないかと身構えたところへグラグラッ。大きい。あの日ほどではないけれど、かなり大きく、長く感じた。それでも幸い何事もなく、ネットで地震情報を調べてみると、当初は23区の震度は４という発表だったのがあとで修正され、私が住んでいる足立区の震度は３だった。

東日本大震災は当然のように2011年十大ニュースのトップとされていたけれど、年が変わったからといって何も終わったわけではない。決して過去の出来事ではないのだと実感させられ、身が引き締まるような思いがした。

午後４時からは、なんとなく気が進まなくていまだにチケットを取っていない平成中村座の「お祭り」と「弁天娘女男白浪」を録画しながら（続く「沼津」はパス）、ハリー・ポッターの第２作「秘密の部屋」を観る。

この頃になってようやくお腹が空いてきて、お雑煮を用意したのだけれど、大失敗。和洋折衷のひと皿を盛りつけている間、なにやらきな臭い匂いがしてきて、ハッと気づいてグリルを開けたら、すでに真っ黒焦げのお餅から真っ赤な炎がボウボウと。あちゃ〜。新年からこれだもの。先が思いやられるわ〜。

７時からのウィーンフィルを途中まで聴き、８時からはロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団にハービー・ハンコックがゲスト出演した「ガーシュイン」特集。会場はロサンゼルス市内でのホールで、WOWOW で放送されることが事前に予定されていたとしても特に日本に向けた公演ではないのに、ハービー・ハンコックの手首には HOPE FOR JAPAN と書かれたブレスレット。午後に地震があった後だけに感銘を受けた。演奏ももちろん素晴らしく、特に「ラプソディ・イン・ブルー」の軽やかで自由で華麗な展開にうっとり。素晴らしかった。その間に WOWOW 別チャンネルのドラマ「學」を録画。忙しい忙しい。

その後よく調べずに「トリビアの泉」を見てしまい、「相棒」の元日スペシャルを見逃してしまった。再放送に期待しよう。

３が日の間にメトロポリタン・オペラもたくさん放送されるので、HDD に空きを作るため、録画したままになっていた 「ER」の残り３本を消化。「ハリー・ポッター」もあと２日続くらしい。人気の理由が分かる気がするけれど、はまるには私が年をとりすぎたかな (^_^;)