まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

アイラブパラグアイ (と書いてあるそうです)

maru992008-11-30

あっという間に霜月末日。中旬以降はとうとう仕事の声がかからず、それをいいことに遊び呆けてしまった。昨日の手織ワークショップに続いて、今日はアルパの先生のコンサート。スケジュール帳にしっかり書いてあったのに、例によってうっかりの大ボケをやらかし、チケットを予約し忘れてしまった。今回はスペシャルゲストを迎えることもあり、チケットは完売し、当日券もごく限られている。幸か不幸か手が足りず受付係を募集中とのことだったので、お手伝いさせて頂くことになった。ロビーのモニターで聴けるしね。


早めに家を出てユザワヤに寄り、厚紙を使った手織のバリエーションを工夫できないかと、ちょこちょこと買い物。4時半の集合時間に遅れないよう、発表会の会場と同じ国立楽器に到着すると、練習室では最後の音合わせの真っ最中。外で待機しているつもりだったのだけれど、中へどうぞ、とお許しを頂き、至近距離で演奏を楽しませて頂く。和気藹々とした雰囲気で、始まる前から楽しいコンサートになること間違いなし!


コンサートのチケットは原則として代済なので、ごく少数の取り置き分と当日券扱いの分を除けば、半券を切ってプログラムを渡すだけ。チラシも含めて4枚あるので、その準備に少し手間取った程度で、スムーズに進行。


歌をまじえた 「パラグアイの夕べ」。大使館関係のお客様も多く、通常のコンサートに較べて掛け声も多くにぎやかで、会場の片隅で踊り始めるカップルも。普段ひとりで演奏しているとあまり感じないけれど、アルパって、ラテンの楽器なんだよねぇ。ちょっと新鮮な再確認。


終了後にアンケートを回収し、荷物を撤収してから打上げ会場へ。スペシャルゲストのルシア塩満さんご夫妻、ホセ・ルイスさんご夫妻を交え、総勢10人。楽しく盛り上がってオシャベリしているうち、すっかり時間を忘れてしまい、ハタと気づいた時には11時28分! 32分の終電にもう間に合わないっ! やってもうた〜!! 撤収した時点ですでに9時を回っていたのだから、ゆっくりしていちゃいけなかったのに、時間の感覚がまったくなかった。あやや〜。


お手伝いに伺ったはずだったのに先生のお宅に泊めて頂くという大変申し訳ない展開になってしまった。先生もご主人もお疲れのはずなのに、パラグアイの小説家アウグスト・ロア・バストス原作の映画のDVDを見せて頂く。1958年製作のアルゼンチン映画で、アルパを演奏する場面が何度も出てくるし、「遥けき恋路」 という曲がテーマ曲のように繰り返し流れる。人種差別や労使紛争を描いた社会派のシリアスな作品で、原題を直訳すると 「葉の間の雷」 なのに、なぜか邦題はよりにもよって 「女体蟻地獄」。横暴な農場主が不平分子への見せしめに蟻地獄によるリンチを加える場面が出てくるんだけど、だからってこんなタイトルじゃAVみたいじゃんねぇ。


3時すぎまで映画を楽しんだ後、いつもレッスンをしている部屋でお泊り。バチが当たりそうだわ〜!
(コンサートでも打上げでも写真を撮り忘れてしまったので、パジャマとしてお借りしたTシャツをば ^^;)