まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

春のアルペジオ

maru992008-05-18

昨日の歌舞伎に続いて、今日はアルパのイベント。ルシア塩満さんのアルパ教室の発表会と、ゲストを迎えたコンサートがドッキングした 「春のアルペジオ」。今年ですでに18回を数えるというのに、なぜかこれまでスケジュールが合わなかったのか一度も観にいったことがなかったので、ドキドキの初体験。


会場は北区の滝野川会館大ホール。遠い遠い昔、滝野川が買い物エリアだった時期があるのだけれど、もうすっかり知らない街で、最寄駅の上中里も降りるのは初めて。5百人余り入る広いホールがほとんど満席の中、3列目といういい席を頂けたのはゲスト出演者でもある由美先生のおかげ♪


うっかり数えるのを忘れてしまったのだけれど、20台を超えるアルパがずらりと並んでの合奏は圧巻。なんたって女性は全員ニャンドゥティ着用で髪には花飾り、男性もアオポイ着用だから見た目にもすごく華やか。ひとりの例外もなく全員というのがすごいよねぇ。私はニャンドゥティを着たことがないし、これからも絶対着ないだろうし、ましてや髪飾りなんて想像もできないぐらいなので、うちの教室には全員着用の決まりがなくてよかったぁ、としみじみ思ってしまった。美しいから見ているのは大好きなんだけど、着るとなるとものすご〜く抵抗があるんだもの。司会の方がニャンドゥティのストールをしていらして、またニャンドゥティのドレスの上にニャンドゥティのストール(ポンチョ?) をつけてるペアの姿も。ストールなら抵抗ないかもね。


肝心の演奏も素晴らしかった。発表会としてソロで演奏したのは確かひとりだけで、その場合も伴奏がついていたから、まず演奏が途切れてしまうということがない。伴奏もギターにチャランゴ、パーカッションにフルートその他と多彩で、トータルな演奏として楽しめる反面、時にアルパの音色がよく聞こえないことも…。どの方もすごく落ち着いていらっしゃるように見えた。御年80歳のオジサマもいらして、鮮やかなブルーのアオポイがとてもお似合い。あんなふうに落ち着いて演奏できたらいいんだけどなぁ。


第2部はとても豪華。増永雅子トリオを皮切りに、我らが由美先生のアルパ・ジャネーラ。ひとくちにアルパと言ってもいろんな種類がある中で、ひときは個性的なその音色。曲調もリズムも独特で、3曲だけなんて物足りな〜い! 特別ゲストのアルベルト・デ・ラ・ロサ氏はメキシコのアルピスタの中でも重鎮だそうで、きらびやかな音色で超絶テクニックを披露しながら歌まで歌ってしまう。歌と楽器でバックを務めるトレン・ウイカーニというトリオもそれぞれに素晴らしい声。最後の2曲はアルベルトの愛弟子でもある平成生まれの若いアルピスタ今村夏海さんが加わり、「ラ・バンバ」 でにぎやかに締めくくった。


ゲストの演奏が終わったところで、ルシア塩満トリオの登場。いつもながら貫禄のステージ。そして最後の最後にゲスト全員が加わり、フィナーレの演奏。すごかったぁ。


海外のアルピスタからもメッセージが届き、客席にはパラグアイ大使夫妻をはじめとする中南米各国の大使館から多くのお客様。ゴージャス&グローバル! 全体の構成も素晴らしいと思った。あとね、第1部の発表会から最後までずっとパーカッションで活躍していた大石さんがステキだったぁ。


スタバでひと息ついてから帰宅し、手織りの宿題を始めてみる。でもまだ試行錯誤の段階で、試し織り程度。それほど詰めて織る必要はないって言われたんだけど、詰めないと模様が見本より縦長になり、見本より糸が細いから余計に模様がぼやけてしまう。う〜ん、やっぱり詰めて織り直ししないとダメだなぁ。