まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

直径20数センチ

maru992007-05-28

さて月曜日。6時すぎに寝て11時頃に起きたら、週末に問い合わせのメールを送っておいた依頼先からキャンセルの連絡がきていた。反射的にラッキーと思ってしまうあたりがなんとも怠慢。先方の意向で、と書かれていたものの、実際はパワーポイントというソフトで作成したプレゼン資料だったのにウチはパワーポイントを装備していないから、ワードでの内容のみの翻訳しかできないなら別の人に、ということだったのだろうと思う。PCを買い換える際には装備しないといけないだろうなぁ。パッケージソフトのひとつだと思うと、どうも単体で購入する気がしないんだよねぇ。パッケージで3万円台なのに単体でも2万円台なんだもの。


あれやこれやとバタバタしているうちに、あっという間に家を出る時間。2時すぎからのパン教室に向かう。基礎コースに続くリッシュというコースの3回目。4種類の中から選んだレシピはグラハムパン。全粒粉を使うレシピで、全粒粉の中でも胚芽やふすまの配合率の高いものをグラハム粉と呼ぶのは、それらの栄養素の効果を提唱したグラハム博士の名前にちなんでいるそうな。ほほぅ〜。同じテーブルに今日は3人。私ともう1人がたまたま同じグラハムパンで、残りの1人は白玉粉で作るポンデケージョ。この方、今日でパン作りのフルコースを修了するそうで、基礎コース、リッシュにマスターコースまでのすべてをほぼ1年で終わってしまったという。私も1年ぐらい経つけど、えらい違いだ。中には半年ぐらいでフルコースを修了しちゃった人もいて、「どうしてあんなに急いじゃったのかしら」 と今になって後悔している人も少なくないそうな。オープン直後はスタッフも通うメンバーも一種の興奮状態にあって、1年経ってようやく落ち着いてきた、とそんな話がゆっくりできたのも、全粒粉を使うと発酵時間が長いから。


分割はなく大きくドドーンと焼くので手間はかからないものの、最初にこねる段階でかつてないほどべとついて大変だった。ローストした胡桃とカレンズを混ぜ込んだら、コルプ型という籐のカゴに入れて発酵させて、あとは焼くだけ。その場でスライスするのがもったいなくて、いつものように熱々のうちには試食ができなかった。


スタバでひと息ついているところへ、ケータイにメールが入る。思わずケータイを握る手がふるえた。それは思いもよらない沈痛な報告だった。頭がボーっとした状態のまま編み進めたレースのモチーフは、編み目がゆるんだのか平らにならずボワンボワン。夕食をとる気にもならずに帰宅すると、現職農相自殺のニュースがかけめぐっていた。午前中にZARDボーカルの転落死という悲報に驚いたばかり。でも私の中では、ケータイで受けた報告はそれ以上に重いもので、頭も身体もゾワゾワしているような落ち着かない状態のまま、どうしていいか分からず、レースを編んではほどき、編んではほどき、何度やり直しても編み目がそろわないんだからやめちゃえばいいのに、手がどうにも止まらなくて5時すぎまで不毛な行為を続けてしまった。… しっかりしなくちゃ!