まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

カンパーニュ

maru992007-11-19

10時すぎまで寝てしまい、かろうじてリンゴをお腹に入れてパン教室へ。


今日のメニューはカンパーニュ。油脂分がまったく入らない。強力粉・全粒粉・ライ麦粉を合わせたら、あとはイーストと砂糖・塩と水だけ。ヘルシーなのはいいけど、油脂分がないと乾燥が早くて、こねている間に手についた生地がどんどん乾燥してパリパリになっちゃう。油脂分は生地に薄い膜を張る役目も果たすので、それがないとこねあがった生地はべとついて、ボウルからもはなれにくいし、乾かないようにかけておくぬれ布巾にもくっつくほどなので、キャンバス地を使う。成形は、2分割して1つはレモン型、1つはシンプルな丸型。レモン型の方は、カミソリの刃がついたクープナイフで葉脈のような模様をつけ、丸型には2本の直線だけ。葉脈の中心の1本に最初にナイフを入れたら、深すぎてパックリ開いてしまった。なのであんまりハッパに見えない〜。焼き上がりは、外がパリパリ、中はもちもち。素朴な味わいで、めっちゃ美味しい!


いつもどおりスタバでひと息ついているところへ仕事のメール。急いで買い物を済ませて帰宅し、書類を確認すると7ページほどで、これなら明日中にできると返信すると、クライアントに確認するからひとまず保留という返信。それきり進展がないので、それなら忙しくなる前に、と手織り機を広げる。


今回の手織りの宿題は、前にも書いたけどクロスステッチの要領で織り目でヨットの模様を浮き立たせるもので、実際に織った見本と紙の図案とがだいぶ違う。図案の方がヨットらしくて、どうせならこんなふうに織りたい。それに見本はくすんだ色ばかりで、こういうシンプルなイラストっぽい絵はハッキリした色使いで明るく仕上げたい。となると、明るい水色がほしいところなのだけれど、あにく手持ちの毛糸にイメージどおりの色がない。迷った末に自転車を飛ばして近くのスーパーへ。この時期はスーパーの百均コーナーにも毛糸がたくさんあって、身に着けるものにはまず使わない原色はかえって手に入りやすい。


色も決まって織り始めたものの、図案はただの線描きで目数の指定があるわけではないので、感覚的に調整していくしかない。わずか1目分だけ模様の織り目を入れるかどうかで印象が変わってしまうので、1目進めてはほどき、別のところへ1目入れてみてはまたほどき、と試行錯誤の繰り返し。おもしろくて夢中になり始めたところへ、水を差すように鳴り響く着メロは、仕事だと知らせるグリーンスリーブス。見積に対する返信かと思いきや、同じ先生から別件の依頼で、こちらはすぐにスタートしてかまわないから2〜3日中で、とのこと。届いたファイルは、保留中の案件の倍以上の分量。あうう。


迷った末に、模様が複雑な部分が終わるまで、と手織りを続けてしまう。そうしたら途中でトラブって、とても中断できる状況ではなくなってしまった。一段に5本もの糸を織り入れていくので、糸巻きの扱いを気をつけないとすぐに糸がからんでしまう。ほどこうとして無理に引っ張ると、せっかくキレイに織れていたところがゆがんでしまったり、模様の区切りごとに裏に端糸がピョンピョンでているので、それがからまったり、織り上がった部分を巻き取るときに引っかかってつれてしまったり。作品としては小さいからすぐに終わると思ったのに、そう甘くはなかった。


途中でお風呂をはさんで、結局朝まで続けてしまった。でもここまで終わらせておけば、あとはスムーズに進むはず。ある程度メドを立てておかないと、仕事のスケジュールとの調整が難しくなるから。… って、どっちが大事やねん!