まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

待ちぼうけの間に

maru992007-05-26

8時のアラームが鳴る前に目が覚めた。イベントとなるとこれだからゲンキン。昨日と打って変わってスッキリ晴れたので、予定通り着物で行くことにして、エンジ色の単衣に同系色の帯。半衿はベージュで無難にまとめる。


歌舞伎座で1日限りの公演となる 「俳優祭」 も今年で34回目。2006年の前回は行かれなかったから、2002年の前々回から実に5年ぶり。ネット予約はできず電話だけの販売で、指が痛くなるほどリダイヤル攻勢を続けたものの玉砕。あきらめていたところへチケットが余っているという朗報が飛び込んで、幸運にもプラチナチケットを手にすることができたのだった。昼夜同じ演目で、昼の部ではお仲間2人と一緒のはず。昨日とは違うメンバーで、と思いきや、急用で来られなくなってしまったお仲間からチケットが回って、偶然にも昨日とまったく同じ顔ぶれが並んだ。


通常の興行とは違う異様な盛り上がりで、まずパンフレットを求める行列でもみくちゃになる。パンフレットの中でも必需品なのが模擬店の案内。というのも、ロビーや通路、食堂などにたくさんの模擬店が出て、素顔の役者とふれあうことができるのがこのイベントのお楽しみで、1時間の幕間に1階から3階まで広い場内を効率よく回るためには、お目当ての役者さんがどの模擬店にいるかを事前にチェックしておかないといけない。大混雑する模擬店で現金のやりとりをするのは煩雑なので、前もって金券を買う。5百円券と3百円券が1枚ずつに百円券が2枚と福引券が1枚ついて千円也。迷ったあげく千円分だけにしておく。だって毎回混雑に負けてほとんど買い物できないんだもの。もともとバーゲン苦手だしぃ。


3種類の踊りを楽しめる第一部に続いて、さぉ幕間。何をおいてもまず左團次さんの模擬店へダッシュ! ところが、お弟子さんたちだけで左團次さんも男女蔵さんもいな〜い! まぁ男女蔵さんは幕が下りたばかりの踊りに出ていらしたんだから仕方ないとして、左團次さんはぁ? しばらく待ってみたものの現れる様子がないので、とりあえず地下食堂へ。ここでは成田屋萬屋・橘屋などがこぞって食べ物の店を出している。早くも大混雑の熱気にあてられてしまったので、百円券を2枚使って小倉アイスを購入。ふぅ〜。その後もあちこち回っては何度も左團次さんのところへ戻ってみたのだけれど、男女蔵さんは踊りの浴衣姿のままで頑張っているのに、肝心の左團次さんがいな〜い! たまらずお弟子さんにきいてみたら、「来るはずなんですけど〜! すみませ〜ん!」 って。そんなぁ。結局お会いできないまま幕間の終了時間が迫ってしまい、金券が残っているので3百円券で人形焼を買い、残りの5百円券はせっかくだから男女蔵さんからゴボウせんべいを買う。ああ〜ん、左團次さ〜ん!!!


もうひとつのお楽しみの特別上演 「白雪姫」 は大いに盛り上がって、めいっぱいテンションが上がりまくった。思い出すだけで笑っちゃうぐらい。でも楽しい時間はあっという間で、3時前に終演。昨日と同じように3人そろって歌舞伎座を後にし、昨日ほど放浪することもなくドトールに落ち着く。夜の部を観る別のお仲間がお母様と一緒に早くいらして、昨日から引き続きのお仲間とはここでお別れ。3人で場所を移してマザーリーフへ。4時には夜の部が開場するので歌舞伎座に向かうお二人を見送った後、ひとり店に残って待機。というのも、9月にリストラにあってしまった中学時代の同期生のひとりがめでたく再就職が決まったときいていたのに、実はまだ仮採用だったそうで、本採用が決まるかどうかが今日判明するというので、本採用されればお祝い、万が一ダメだったら励ますために浅草で落ち合おうという話になっていて、その連絡を5時まで待たなければならない。レース編みをしながら待機して、5時をすぎても連絡がないので、待ちきれずにこちらからメールを入れると、ほどなく電話がきた。果たして結果は? えええ。社長が不在で決定は延期?! な〜んだぁ。それでも予定してたんだから集まるのかと思ったら、肝心の本人が都合悪いからそれも延期だって。1時間も待ったのに〜! まぁ、仕事があるからかえって好都合だけどさっ。


俳優祭そのものはもうメッチャ楽しかったけど、左團次さんには会えなかったし同期生にはふられるし。なんだかなぁ、と悲しさと寂しさが入り混じっての帰り道、日比谷線の車内に大きなハチが飛び込んできてひと騒動。やれやれ。


帰宅して夕食を済ませ、ひと息ついてから仕事をスタート。2時まで頑張った。歌舞伎座のあちこちでもみくちゃになったせいか、身体の節々が痛い〜!