昨日に続いて歌舞伎座なんだけど、第三部は6時からで、食事はどうしようかなぁ、と考えた末、観る前に軽めに済ませることにして、北千住のスープストックトーキョーへ。ヴィシソワーズとチリコンカルネにしてみた。
千秋楽の歌舞伎座。第三部は、一座総出の「勢獅子」で始まり、三津五郎と橋之助を中心に、虎之助や国生ら若手もいなせな踊りを見せる中、最後はやっぱり七緒八クンが拍手をさらってしまうのねん。
続いて、勘九郎が父勘三郎から受け継いで三役を早替りで見せる「怪談乳房榎」。ニューヨーク公演を成功させ、その凱旋公演ということで、幕の変わり目に何人かで英語を交えたやりとりがあるんだけど、これがイマイチ盛り上がらなかった。同じ英語まじりにしても、もうちょっと工夫できるような気がするし、何度もやらずに、一度だけのほうが効果的だった気がする。
小山三さんのお元気そうな姿が嬉しい。もちろん客席からも大喝采。
勘九郎は、この三役をすでに何度か演じていることもあり、「たぬき」の蝶作に比べると余裕が感じられ、三役のうち長助として獅童の浪江と酒を酌み交わしながら、アドリブで二人とも笑ってしまう場面もあった。体型や輪郭が勘三郎とは違うんだけど、時々ハッとするほど似てるんだよねぇ。血ってすごい。
本水をたっぷり使う滝の場面が終わると、圓朝が出てきてその後の場面を語る。勘三郎の時は三津五郎が演じていた圓朝を勘九郎は自分でやる。大立ち回りの直後だというのに…若さだねぇ。
これで夏芝居もおしまいかぁ。「夏は若手が飛躍する季節だから」と左團次さんは男女蔵さんと一緒にゴルフ三昧。毎日のようにアップされる父子の写真がとっても仲良さそうなのよねぇ。男寅クンのことを「長男の長男」と書いて、「孫」とは言わない左團次さん ^^;