毎晩、一応は翌日のスケジュールを考える。外出して何箇所か回る場合はその経路とか、仕事の段取りとか、あれとこれをやらないと、とか。夕べ考えた今日の予定では、月替わりだから、ついついためてしまっている請求書をまとめて作成して、それから懸案の和訳をできれば最後までひととおり終わらせるつもりでいた。ところがと〜んでもない。一寸先は闇。思わぬところに落とし穴。とんだ目算違い。というのも、デスクトップＰＣがとうとう起動しなくなってしまたんである。ブーンと音を立てて動き始めても、すぐに挫折してエラーメッセージが出て、自動的に再起動がかかるもののまた起動できずにエラーメッセージ、また再起動でまたエラーメッセージ、と何度も何度も繰り返したあげくにあきらめたのかウンともスンとも言わなくなってしまった。ひぇぇぇぇぇ。電源をオンオフしてあらためて起動してみても、また延々と繰り返してまったく起動してくれない。そんなぁ。昨日サポセンの指示通りに調整作業をして、問題なく動くことを確認したのにぃ。このまま安定するかどうか様子を見ることになっていたのに、いきなり起動すらできなくなっちゃうなんて！
当面の作業に必要なファイルはデスクトップからノートＰＣに移したし、仕事関係のファイルは何日か前にバックアップをとってある。でもでも、この数日サポセンとやり取りをしている間にも新しいファイルは増え続けていたから、バックアップは最新の状態ではない。このままデータにアクセスできないとしたら、どこにどんな支障が出るのか想像もつかない。なんとか必要なデータをすべて取り出せるように起動だけはしてくれないと。再びサポセンに電話を入れる。営業時間の案内だのＶＩＳＴＡへの対応状況だの、保留音の代わりに流れる音声を否応なく聞かされながら待つこと１５分。ようやくつながる。ふぅ。
周辺機器も電源コードもはずした状態で数分放置すると、中の静電気が放電されてクリーンになるそうな。その状態で、延長コードを使わず壁のコンセントに直接つなげと言うんだけど、リビングのコンセントはどれも家具の後ろに隠れてしまっているので、やむなく脱衣場の床に置いて、普段はドライヤーを使うコンセントにつなぐ。一連の作業の間、左手に電話の子機、右手にマウス、床に寝そべってＰＣのモニターとにらめっこ。とても人に見せられる格好ではない。
３０分ほどの作業でどうにか起動に成功。今後また起動しなくなった時の応急措置を確認し、１日も早くリカバリーをと念を押されてサポセンとの電話を切り、まずは取りこぼしていたデータをＣＤ−ＲＷにバックアップ。なんとなくバックアップといえばＣＤ−ＲＷと決めてかかっていたのだけれど、メールのデータなんかボリュームがありすぎて７００ＭＢのＣＤ−ＲＷ１枚じゃ入りきらない。コンパクトフラッシュカードなら１ＧＢのを持ってるんだけどな。… ならそれを使えばいいんじゃん！ もともとザウルス用に買ったものだからＰＣのバックアップに使えるとは思っていなかった。頭が固いなぁ。ＣＤ−ＲＷよりずっと簡単にバックアップ完了！
ところがところが、デスクトップＰＣと同じ状態でメールの送受信ができるようにノートＰＣにも THunderbird というメールソフトを入れ、バックアップファイルをコピーしてそのまま使おうとしたら、なんとしてもデータの移行ができず、何度か試しているうちメールソフトが起動しなくなってしまった。あうう。ああでもないこうでもないとさんざんいじくりまわして断念。とりあえずバックアップファイルのデータで請求書だけは作り終える。ふぅ。
メールソフトをなんとかせねば、とエラーメッセージをネットで検索しまくって回避方法を発見。ようやくソフトは起動したけど、まだデータの移行はできない。再びネットに頼っていくつかの方法を試してみてもうまくいかない。もうダメか？ いやいや、たくさんの人が使ってるソフトなんだから必ずちゃんと方法があるはず。試行錯誤を続けること小１時間。結局、ネットで調べた方法そのままでなく、いろんな方法から推測して、ひょっとしたらこうすればいいんじゃ？ とダメもとで試した方法が大正解！！ 真っ白だったメールソフトの画面に一気にデータが表示された時には、うれしくて思わずバンザイしながら 「やったぁ！」 と大声が出ちゃった。
そんなこんなで落ち着いて仕事を始めたのはもう夜の８時すぎ。３時すぎにお風呂に入り、今後の予定を考えると、やっぱり明日中に終わらせておきたい。となると寝てる場合じゃないかぁ … ってことで、またしても一睡もしないままＰＣに向かっている。お雛様なんて出してるヒマない〜っ！
