まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

お楽しみ福袋

maru992007-01-03

7時に無理やり起床。まだ眠くて仕方がない目をこすりながら軽く腹ごしらえ。着付けを済ませて8時半に家を出る。めざすは半蔵門国立劇場。初春芝居の初日で、芝居が始まるのは正午なんだけど、お正月の初日は10時半から恒例の鏡割りがあって長蛇の列ができるので、お仲間と打ち合わせて早々に繰り出すことになったのである。しかもただ鏡割りを見ようというだけでなく、念入りな趣向が…。


9時半に到着すると早くも列ができていて、お仲間のうち今回の幹事さんが9時から並んでくれた甲斐あって、かなり前の方。まずは新年のご挨拶。そして渡された 「小道具一式」 の袋の中には、幹事さんお手製のとってもかわいいイノシシのかぶりものと手袋のような前足のセットと、さらには表に文字、裏には役者の顔で、紅白にキンキラのモールで飾った華やかなウチワが2つ。1人2つで8人そろうと 「音にきく大和麗し萬☆寿ぐ初☆芝居」(☆のところにはイノシシのシルエット) と、音羽屋、大和屋、萬屋という役者の屋号を読み込んだ見事な一首があらわれる。この一種もお仲間のひとりの作。すごいことになってきた。


恥ずかしがっていてはいけない! みんなでかぶれば怖くない! ってことで、8人そろってイノシシのかぶりものをした状態で列に並んでいると、通りかかる人たちの反応が様々。ギョッとして早足で通り過ぎる人もいれば、笑いながら指をさしていく人、そうかと思えば 「イノシシの会ですか?」 ときいてくるオバサマもいたし、一緒に写真を、という人も。幸い劇場の方も笑って受け入れて下さったので、イノシシのまま前足の手袋にチケットをはさんでもぎってもらい、鏡割りの準備がおごそかに整ったロビーに入場。ここでも劇場の方たちは概ねウェルカムな反応で、「すごいですね」 と笑って声をかけてくれた方が鏡割りの始まりに挨拶に立たれたのでビックリ。劇場の理事長さんだった。8人全員が最前列ではなかったので16文字が全部読み取ってもらえたかどうかは分からないけど、鏡割りにズラリと並んだ菊之助丈、松緑丈、菊五郎丈、三津五郎丈、時蔵丈にはしっかり認識してもらえたみたい。なかでも菊之助丈は目を見開いてニコニコしてくれた。ひとまずイノシシを脱いで鏡割りで振舞われた升酒をグイッと。先着の一定数だけサイン入りの升で、私が頂いたのは三津五郎丈のサイン入り。せっかくだから記念撮影、と再びイノシシをかぶって勢ぞろい。いやはや、楽しい趣向でありました。


初芝居のしかも初日となるとチケットを取るのが難しいのに、お仲間のひとりが手配して下さったいい席で、ビックリ箱のように楽しい仕掛けが満載の芝居を堪能。途中で国立劇場40周年を祝う手拭いがまかれ、お仲間8人のうち5人もゲット! イノシシの効果かしらん?


大満足の終演後、オペラに向かうおひとりをお見送りして、残りの7人で日枝神社で初詣。なんたって運動不足なものだから階段で息があがってゼイゼイ。無病息災をお祈りして、さあ宴会。


赤坂うお膳にて、夕べの焼肉に続いてご馳走三昧。イノシシを作ってくれたお仲間は、メンバーそれぞれの似顔絵も描いてくれて、みんなそれをミクシィのプロフィールに使わせてもらっているのだけれど、さらにはその似顔絵をデザインした手拭いまで作ってくれて、今日頂いたその完成品には、1枚1枚の手拭いにひとりひとりの似顔絵と名前が落款のように刻印されている。ここまで凝ってくれるなんて〜。すごすぎ!


はるばる関西から今日のためだけに来て下さったお仲間をお見送りして、宴会はさらに続き、近くの別の居酒屋に場所を移して11時近くまで。楽しかった〜。


帰り道で身体が冷えてしまったので、眠かったけどひとまずお風呂。このところの不規則な生活がたたっているのか、どんなに楽しくても身体は疲れているようで、右肩がメリメリと悲鳴をあげていたのでお風呂上りにバンテリンをすり込む。明日からはまた仕事だ〜。でも今日のことを思い出すだけで楽しい気分になって仕事も頑張れそう♪