まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992013-08-22

朝から歌舞伎座。八月納涼歌舞伎の第一部・第二部。

久しぶりの「野崎村」は、福助のお光、七之助のお染、扇雀の久松に弥十郎の久作。お染がいかにも大店の娘らしくおっとりとしていてよかった。でもこの芝居に大切な余韻はあまり感じられなかったなぁ。

次も七之助で「鏡獅子」。老女で登場する小山三さんに大喝采。お元気そうでなにより。小姓弥生の姿には気品もあり、獅子になってからは力強さも十分で、顔立ちが地味で損をしているけれど、着実に成長しているなぁ、と感じた。

ここまでが第一部で、第二部の初めは「髪結新三」。「野崎村」と続けて出すのはどうかなぁ。どっちも大店の娘と手代が恋仲になる話で、しかもどちらも手代は扇雀三津五郎の新三に勘九郎の勝奴。車力の善八はもう長いこと秀調さんでしか観たことがないような気がする。家主は弥十郎。すっかり老け役に回されてしまってちょっと気の毒だけど、迫力も愛嬌もたっぷり。弥太五郎源七は橋之助で、もともと上背があるのに最近かなり貫目もついてきたようで、貫禄十分。

ついつい菊五郎勘三郎の新三と較べてしまうのだけれど、「陽」の二人に対して三津五郎はどうしても「陰」の印象が強い。好き嫌いや華のあるなしとは別の、単なる個性なんだと思うけど。

「かさね」は福助橋之助で、途中でちょっと寝落ちしちゃった ^^;

終演は5時45分頃。6時からのコンブリオをスマートフォンで聴きながら、北千住で成城石井に寄ったあと、さらに歯科の先生に教えてもらった雑貨屋に寄ったら、先生オススメの貯金箱はパスだったけど、ヘビロテ愛用中のボウルとセットなのに入手できずにいたトレイと、使い勝手のよさそうな小皿などをやっぱり買ってしまった。大ぶりの食器やマグカップはもう買わないと決めているんだけどー。

明日も歌舞伎座