まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

コントラスト

maru992006-09-09

仕事がはけた週末って気持ちいい〜。でも残念ながらのんびりしてる余裕はない。書評の本の2冊目を読まないと…。そう思いながらも、最近すっかり夜型だったせいか、どうも集中できなくて、あれやこれやと現実逃避しまくり、このままじゃせっかくの平和な土曜日が無駄になってしまいそう。どういうわけか昼間の自宅に無音でいるのが落ち着かなくて、テレビかラジオかCDをつけてしまい、そうすると読書に集中できなくて、消して無音に戻るとまた落ち着かない。なんでだろう。それに家の中だと誘惑が多すぎて、つい他のことに気が行っちゃう。じゃあ外で読むか。でもただ外出するのももったいないから、泳いでからにしよう。


ということで、スポーツクラブへ。普段あまり行かない時間帯のせいか、顔ぶれも新鮮。プールは最初のうち4〜5人いてそれぞれペースが違うので調整が難しかったけれど、幸い10分もしないうちに他の人があがってしまい、私ひとりの貸切状態。なのに今日はすっごく調子が悪くて水が重く感じる。不思議なもので、いつも同じように泳いでいるつもりなのに、グングンスイスイ泳げる日とすぐヘロヘロになっちゃう日があって、今日はもう究極のヘロヘロ。10往復するたびに休まないと続かないし、息はゼイゼイ上がっちゃうし。今日はあくまでも読書が目的だから、無理して疲れすぎちゃうと本末転倒なので、30分で切り上げた。


スタバで読み始める。すっごく面白い本なんだけど、2段組みに旧仮名遣いでビッシリ、しかも分厚くて500ページ近いから、読み終わるまでに果たして何日かかってしまうのか…。知らない日本語も随所に出てきて、書評を書くという目的だけならイチイチ調べなくてもニュアンスで読み進んじゃえばまったく問題ないのだけれど、せっかくめぐり会った日本語を知らずに通り過ぎてしまうのももったいないので、ひとつひとつ電子辞書の広辞苑で調べながら読むから、ますますペースが上がらない。それでも内容的には本当に面白くて、まだほんの最初の方しか読んでない段階で、これは手元におきたいと思うぐらい。


店内が空いているのをいいことに2時間半ほど長居をして、8時すぎに切り上げ、買物をして帰宅。9時からはテレビの時間。「推定死亡時刻」 を見る。番宣でこれは見ようとマークしていた。割と早い段階で真犯人が誰なのか分かっちゃったけど、犯人探しがメインのドラマじゃないから、それは想定内だろう。マツケンが傲慢な成金金融業者という珍しい汚れ役で、こんな役もできる人だったのかと正直意外だった。対する小林薫も、中途半端に三枚目っぽい役の時ってあまり好きじゃないんだけど、この作品での演技は素晴らしかった。主役は一応、弁護士役の吉岡秀隆なんだと思うけど、頼りなさげでいながら芯の強さを見せて、2人とのバランスもいい。犯人に仕立て上げられて無実の罪で死刑になりかけた男が真実が明かされたあとも無期懲役減刑されるにとどまり、弁護士が再審請求を決心するところでドラマは終わる。当事者間で事実が明らかになっても裁判で証明されなければ事実として認定されない。安易に無実になって大団円、としないところにリアリティがあった。それにしても、スーツ姿のマツケンは、ビックリするぐらいに体格がいいというか太っているというか、顔もデカい! 小林薫や吉岡くんが細身だから余計に目立っていたのもあると思うけど、和服だと恰幅がいい方が似合うから気にならなかったんだろうなぁ。


11時半の番組終了までじっくり見て、それから再び読み始める。途中で一度お風呂に入り、早めに上がって読書再開。不思議に深夜は無音でも気にならない。音を出すと周囲に迷惑という意識が働くせいかしらん? やっぱり夜の方が集中できるなぁ。4時までかかって、ようやく140ページ。先は長い〜。