まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

成人の日

古い人間なもので、今も成人の日というとつい1月15日という意識が働いてしまい、今日がその成人の日で祝日だという認識もなく、もう半年も伸ばしっぱなしの髪を新年初の絵の教室の前に切りたくて、美容室の担当さんが近くの店舗に出張してくる木曜日を待たずに南千住の本店まで行くつもりでサイトを開いたところ、成人の日への対応で一般の予約は14時以降と書かれていて、それで初めて状況を理解した次第。そんな大忙しの日にわざわざ行かなくても、と今日のヘアカットはあきらめ、ホットヨガも祝日なら混んでいるだろうなぁ、と思いつつ、午後の軽いプログラムなら少しは空いているかも、と期待をして15時半からのヨガビギナーを予約。

期待は大きく外れ、ほぼ満員の大賑わい。周りの人とスペースを譲り合いつつ、慣れたプログラムで気持ちよくストレッチ。今年はまだこれが2回目。

一度帰宅し、水曜日の絵の教室に焼いていくケーキの味がなじむよう、今日のうちに焼いておこうと夕べのうちに候補として考えていた3つのレシピを見比べ、ジンジャーパウンドケーキに決め、必要な材料を買いにスーパーへ。ヨガの帰りに買い物を済ませて帰れば効率的なんだけど、駐輪場の閉鎖でヨガスタジオには徒歩で行かざるを得なくなり、それなりの大荷物なので、買い物でさらに荷物を増やすと大変そうだから。

ジンジャーのシロップ漬け自体もレシピが掲載されていてイチから作るべきところ、しばらく前に「ジンジャエールの素」を買ったのに自宅であまり冷たい飲み物を取らないものだから使わずにいたので、それを流用することにした。シロップは十分に甘いし、ジンジャーもみじん切りになっているので生地によくなじむはず。

教室でのティータイムに供する分とお土産用に、パウンドケーキ型2つ分。ジンジャーはグランマニエと合わせておいて、グランマニエごと生地に混ぜ込み、シロップは焼き上がりにハケで塗る。いい感じの焼き上がり。

夜には、ケーブルテレビで古畑任三郎の再放送を見ながら、スウェディッシュレースのマフラーの仕上げ。経糸の端を房にしてから湯通しをして、陰干し。ラメ入りの糸なので、写真では分かりにくいけれど、近くで見るとキラキラ。グラデーションの糸とこのラメ入りの糸でマフラーを織った後の残り糸を使ったので、足りなくなるかも、と心配しながらだったから、やや短めだけど、コートの襟元にアクセントカラーとして使うには良さそう。

再放送のほうはスペシャルを2本。まず、今の白鸚がまだ幸四郎だった2004年の「すべて閣下の仕業」。大使の幸四郎が参事官の及川光博を殺してしまう。贅沢でも退屈な外国暮らしに飽き飽きしている大使夫人を演じる三田和代さんがとても魅力的。他にも、津川雅彦木村多江浅野和之八嶋智人などスペシャルにふさわしい顔ぶれの中、田中要次が使用人のひとりで現地人のように振る舞っていて、なにか三谷さんの意図があるに違いないと思っていたら、実は現地人ではないことが事件を解く鍵になっていて、ほーらやっぱり、と膝を打つ。

もう1本の「甦る死」では、藤原竜也が演じるとある家の次男が子供の頃に自由研究として立てた計画どおりに殺人が起こり、途中までは彼が犯人なのに、実は別人の大きな計画の一環でしかなく、彼も殺されてしまうという二重構造。真の犯人は次男の教師だった男で、石坂浩二が演じている。よくこんな話を思いつくなぁ、と三谷さんにあらためて感心すると同時に、古畑さんがカメラ目線で視聴者に語りかける場面のキメ顔がどうにもカッコよすぎてため息。