まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

明けましておめでとうございます

アラームをセットしないで寝たら、お元日の午前中をさす「元旦」がもう残り数分という…。まさに寝正月。

年越しそばの具をお雑煮に流用し、形ばかりの祝い膳。黒いお皿で黒豆が映えないので、酢蓮にのせてみた。松前漬けみたいな海鮮も色がイマイチだったので、ラタトゥユの残りを彩りにのせたら、お正月らしくなくなってしまった。まぁ、いいのよ。食べるのは私だけなんだから。

年賀状を取りに行ったら、古巣のオフィスを退職して帰省した元同僚が新居から送ってくれていて、住所が分からずこちらから出せずにいたから嬉しかった。返信用の2枚を印刷しようとして、年賀ハガキがもう4枚しか残っていないのに、あろうことか3枚もエラーになってしまった。1枚足りない…。ショック。

その作業を「孤独のグルメ」の再放送を見ながらしていたら、16時すぎにスマホではなくテレビに緊急地震速報が出て、石川県と遠いのに、ゆらゆらと横揺れが始まり、かなり長いこと揺れていた。震源地は能登地方で、最大震度はなんと7! 本州全土から九州に至るこれほど広い範囲を震度表示が埋め尽くすなんて見たことがない。それほどの大変な事態。元日早々にこれほどの地震が起きてしまうなんて。

テレビはほとんどが地震のニュースで、大きな被害が出ませんように、とただただ願うことしかできず、心がざわついて仕方ないので、申し訳ないけどあえて離れることにして、ウィーン国立劇場の恒例の年越しオペラ「こうもり」の配信を観る。

21時からの「相棒」元日スペシャルは放送されていたものの、L字型に地震情報が出っぱなしの状態なので、あとで TVer で見ることにして、録画しておいた山田太一さんのドラマ「今朝の秋」を見る。1987年の作品で、笠智衆さん、杉村春子さん、杉浦直樹さん、倍賞美津子さん、樹木希林さんと錚々たる顔ぶれ。病気で先立つ息子を囲む家族が「恋の季節」を歌う場面があって、笠智衆さんの音程がはずれていてもなんとも温かい歌声に涙してしまった。

そのあと、しばしニュースを見て、甚大な被害に呆然。押し寄せる不安から逃げるように、23時からBS松竹東急で、2006年の團菊祭で上演された「黒手組助六」を観る。菊五郎助六雀右衛門の揚巻、意休に当たる鳥居新左衛門を左團次さん。田之助さんや鐵之助さん、三津之助(元みの虫)さんなど懐かしい方々の姿もあり、これはもう、保存版。そのあと2016年9月の「元禄花見踊」で華やかな幕切れ。

今日はここまでにしよう、とお風呂に入ってテレビを付けたら「世界ウルルン滞在記」が再放送されていて、高橋一生さんが若いというよりあどけない笑顔。あとで調べたら2011年の番組で、一生さん21歳。もっと若く見えたなぁ。とある部族の稲の収穫を手伝いながら、コウモリやサルのくんせい、バッタの唐辛子和えなどをバリバリ食べ、「この子なんでもよく食べるわね」なんて言われていた。私なら … 食べられそうにない。

オペラ以降、見ながらずっとニャンドゥティをチクチク。外周のテープ部分がなかなか終わらないー。