午前9時から10時までの間に避難器具点検があり、10時過ぎには家を出ないといけないので、夕べのうちからリビングその他を片付けておいて、身支度もすべて済ませて待機。思ったより早く9時半頃に来て、ほんの数分で終了したので、ギリギリの時間までアルパの練習。普段からちょっとずつしてはいるのだけれど、レッスン前の悪あがき。
国立の駅前でランチを調達してからアトリエへ。アルパの先生にお会いするのは久しぶり。ニャンドゥティのワークショップを始める前に、南米で買い付けていらした大量のニャンドゥティのほんの一部を見せて頂く。極細の糸で作られた繊細なドイリーや、真っ白な布にバランスよくドイリーを配した特大サイズのクロスなど、どれもそれぞれ、どれほど時間がかかったのかと考えると気が遠くなるような作品の数々。パラグアイの国旗は、赤、白、青の3色からなる横縞の中心に表には国章、裏には別の柄がある珍しいもので、それをニャンドゥティで再現した作品もあり、イベントなどで展示したらインパクトがありそう。まだこれから着く荷物もあるそうなので、次回もまた新たな買付品を見せて頂けるかな。楽しみ。
大きな木枠のドイリーは、白、ピンク、ライトブルー、ライトパープルと変化するグラデーションの土台の上にどの色で模様を作るかずっと迷っていて、ピンク、ブルー、パープルのいずれかの濃い色を合わせるのが無難なんだろうけれど… と決めかねている間はそれより先に、と他の部分の土台の糸を張る作業を進めているところ。その木枠を持参し、ニャンドゥティの先生に相談したところ、ひよこ色のような温かみのある薄めの黄色も意外と合うんじゃないかと。その色の糸の玉をのせてみると、たしかにしっくりくる。この発想はなかったなぁ。他にもいくつかアドバイスを頂いたので、次回までにもっと進めていくつもり。
ワークショップの終了後にはアルパのレッスン。自宅ではそれなりに弾けていても先生の前では途端に指が動かなくなるのはいつものこと。それほど緊張しているつもりはないのに、どうしてかしらねぇ。毎回、こんなはずじゃなかったのになぁ、とがっかりしちゃう。レッスンがお休みの間の宿題だった曲で、まだスムーズには弾けないものの覚え間違い等はなく、あとは練習あるのみなので、次の課題曲として「Carreta guy(牛車の下で)」 という耳に馴染みのある有名な曲を録音して頂いた。「鐘つき鳥」と同じく長期戦の覚悟。
帰りに吉祥寺でユザワヤに寄り、残りが少なくなった刺繍糸をいくつか補充。画材の売場でジェッソパネルも1枚。中央線から千代田線に乗り継いだ頃にはお腹が空いてしまい、久しぶりに夜のサイゼリヤ。土曜日のせいか混んでいて、空席待ちに並んで待つこと数分。ドリンクバーも注文して食後にはゆっくり本を読みたいところだったんだけど、あいにく出入り口の近くで、ひっきりなしに入店してくるから落ち着かない。食べ終わったのならさっさと出てよ、と思われないように、ティラミスなんぞを頼んでしまった。サイゼリヤにはしょっちゅう行っているけれど、ティラミスは初めて。残念ながら、いまいち好みじゃなかった。ティラミスも食べ終えてしまうとやっぱり落ち着かなくて、早々に撤退。
帰宅後早速、ドイリーの四隅の小さなところで、グラデーションの土台の上にひよこ色で模様をチクチクしてみたのだけれど、玉結びで作った線はくっきりと浮かび上がるものの、平織りのように面にした部分は、ひよこ色がグラデーションの色合いに負けてしまい、模様の輪郭がはっきりしない。ううむ。色の相性はピッタリなんだけどなぁ。