まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

高い勉強代

いつもどおり自転車で酵素風呂へ。水ぶくれができてからもう1週間経つのに、まだジクジクしていることを伝えると、キズパワーパッドを勧められたので、近くのマツキヨで初めて買ってみた。行く前からお腹が空いていたのでセブンイレブンでチキンカツサンドを買い、そのまま帰宅。ところが … 家の鍵がないっ!

出かける前に、着替え等を入れるボストン型のバッグとは別に、スマホやお財布を小さいバッグに入れていくかどうか迷い、今日はどこにも寄らずに帰るから、とボストン型のバッグのポケットにお財布とスマホと家の鍵と自転車の鍵を入れてしまった。酵素風呂が終わって帰る時、廊下に出たところでサンダルのベルトを直そうとかがんだ時に、そのポケットのファスナーが開いていたようで財布が落ち、入れ直した。きっとあの時だ、と思い、酵素風呂のお店に電話して廊下も確認してもらったけどないと。マツキヨにもセブンイレブンにも電話したけれど見つからない。酵素風呂のあるビルの管理人さんに確認できれば、とスマホでビル名で検索してみたけれど連絡先が分からない。ここで戻れば良かったんだけど、自転車で帰ってきた時点でもう汗だくで、戻る気力がなかった。自転車じゃなくバスで戻るという選択肢が思い浮かばなかったのは、やっぱりパニクっていたのだろうなぁ。

酵素風呂のお店にも寄った場所にもないとすれば、ヨーカドーの前の駐輪場? でもポケットから自転車の鍵を出した時に落としたのなら気付くはずだし、あんな人通りの多いところで落としたらもう見つかりそうにない。そう思い込んでしまったのも、今思えば冷静さを欠いていたから。

お腹がグーグー鳴り始めたので管理人さんに事情を説明し、近くの自販機で冷たい麦茶を買い、管理人室でひとまずランチ。鍵屋さんの連絡先なら分かるけど、と管理人さんが緊急連絡先のリストを見せてくれて、もう鍵屋さんに開けてもらうしかないかぁ、と電話をかけたら、あいにく遠出してしまっているので他を探してくださいと。仕方なくスマホで検索し、最初に出てきたところに業界最安値/早ければ5分で到着などと書かれていたので、そこに電話して頼んでしまった。スマホの電池が残り30%を切っていたこともあり、口コミなどを参照してじっくり比較する余裕がなかったのよねぇ。

5分どころか到着まで40分以上。管理人室にずっといていいと言われたけれど、エアコンが効きすぎているのでエントランスにいたら、そんなところで、と他の部屋の方にきかれて事情を説明すると、自宅からアクエリアスとうちわを持ってきてくれた。感謝。

ようやく鍵屋さんが来て、鍵を2つとも壊して付け替えるしかないと。頼むときに料金をきいたら、実際の鍵を見ないと分からないと言われ、それもそうかと引き下がった。そうしたら、このぐらいかと思っていた金額の倍以上だったので頭を抱えてしまった。でももう来てもらっているし、その目の前でもっと安いところをと検索したところですぐに見つかるとも思えず、高い勉強代だと思ってあきらめることにした。この時点で12時すぎ。

工具でまず1つめの鍵を真っ二つにしてから、中をドリルで削っていく。その振動で防犯アラームが鳴りっぱなし。ドアから出っ張っている部分がもうない状態まで削っても、中の機構が複雑だそうで、なかなか開かない。それだけ防犯機能が高い鍵だとも言えるんだけど、2つの鍵を両方ともはずしてドアが開くまで2時間以上。やれやれ。

幸いこの時間帯はまだ玄関前が日陰だったのだけれど、鍵屋さんが汗だくなので、まず冷たいお茶でひと息ついてもらった。付け替える鍵の部品を何度となく車に取りに行き、その都度、Tシャツを着替えたりタオルを頭に巻いてきたり。この人がスキル不足なのか、誰がやっても同じぐらい時間がかかるものなのか、家の鍵を落とすなんて初めてだから分からないけれど、作業完了まで約4時間。

今までは同じ鍵で2つとも開け閉めできたのに、今ある部品では別の鍵を使ってもらうしかない、と1つにつき3本の鍵を2組、計6本を渡された。また、以前は2つとも同じ方向に回して開け閉めしていたのに、新しい鍵は上と下とで方向が違うのも不便そう。料金が安いなら仕方がないけれど、こんなに払うのに? 「一度帰って、同じ鍵で2つとも開け閉めできるように考えるので1週間ください」と鍵屋さんは言い、できれば支払いはその後にしたかったけれどそうもいかず、高い勉強代をクレカで支払った。

鍵屋さんが帰ったあと、どっと疲れてしまい、しばらく何も手につかず、後悔ばかり。やっぱり探しに戻るべきだったかなぁ。見つかる保証はないけれど。鍵屋さん選びも失敗したかもしれない。以前、ドアクローザーを交換してもらった業者さんがたしか鍵も扱っていたような。あそこならもっと安くて、もっと早く終わったかも、とうじうじ考えてしまう。今さら落とした鍵が見つかってもどうにもならないし、鍵屋さんがハズレだったとしても、もう作業が終わって支払いもしてしまったんだから、後悔しても仕方がない。そう分かっているのに、なかなか気持ちを切り替えられない。こういうケースの鍵交換の料金を調べてみようかとも思ったけれど、余計に落ち込みそうだから、あえてしないことにした。

いつまでも落ち込んでもいられないので、気分を一新するために、録画しておいた圭くんのアトランタ2回戦を観る。長く圭くんのコーチだったダンテ・ボッティーニが今コーチしている選手にストレート勝ち!

観ながら手織りの整経を始めた。試合が終わっても整経は終わらず、他の録画を消化しながら続けたのだけれど、どこか集中できなくてミスが目立ち、巻き取り終えた経糸を一度すべてほどいてやり直し。これがなかなかにカオスを招いてしまい、途中でやめるわけにいかなくなって、日付が変わってもまだ収束できず、結局、午前4時からの圭くんの準々決勝戦をリアルタイムで観てしまった。相手のテイラー・フリッツは今ランキング9位。圭くんにとっては復帰後初のトップ10選手との戦い。さすがにこれまでのようにはいかず、圭くん、ストレート負けを喫してしまった。その結果よりも、圭くんが膝を傷めたようでとっても心配。

鍵屋さんが車に戻っている間に、鍵を2つとも壊した状態のドアの写真を撮ったのだけれど、中の機構がのぞいているため防犯上あまりよろしくないかもしれないので自粛。代わりに鮮やかな百日紅の写真。