まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

ドン・ジョヴァンニ

シカゴ・チャレンジャーでの圭くんの試合に備えて早起きをしたのに、シカゴは雨で試合は順延。ベッドに戻り、ちょっと寝た。というのも、午後にオペラのライブビューイングを観に行く予定だから、寝落ちのリスクを減らしておかないと。

11時すぎに家を出て、北千住駅構内のスタバで、夏だけのクールライムとフィローネで腹ごしらえをしてから東劇へ。今シーズン第9作の「ドン・ジョヴァンニ」。

舞台を現代に移し、全体的にスタイリッシュな印象。男性陣はほとんどがスーツ姿で、女性陣の衣装もごくシンプル。設定を変えても主人公のクズっぷりは変わらないわけで、どうにも共感のしようがないのに、作品としては面白いのよねぇ。救いようのない男を愛してやまないエルヴィーラ。どれだけ女を泣かせてきたか、と従者レポレッロが歌う「カタログの歌」を聴き、何百人もの女たちがいずれも一夜限りの関係だったのに、自分のもとには3日もいたから、自分が一番、絆が深いと言い切る。どこまでダメンズ好きなの…。

タイトルロールをペーター・マッテイ。レポレッロは、前にもキーンリー・サイモンサイドのドン・ジョヴァンニのときに同じ役で出ていたアダム・プラチェッカ。指揮者のナタリー・シュトゥッツマンはかつて歌手だったこともあるそうな。

13時半から17時すぎまで4時間近く。寝落ちすることもなく堪能できて、大満足。

帰りに同じスタバに寄って、昨日お通夜の行き帰りにも読んでいた「圓朝」の続きを読む。落語から歌舞伎化されている作品も多いのに、圓朝その人についてはほとんど知らなかったので、とても興味深い。

ウィンブルドンは10日目。本戦デビューで準々決勝まで勝ち進んだユーバンクスをメドベージェフが退けたものの、フルセットまで持ち込んだユーバンクス。これまでほとんど無名だったのに、いきなりの快進撃。今後も活躍しそう。

この試合中に日付が変わり、午前3時から順延していた圭くんの試合が始まることが分かり、あとから配信で観ることもできるのに、迷った末に結局、リアルタイムで観てしまった。シカゴは雨が続いていて、インドアに変更しての1回戦。圭くんはガラルノーにストレートで勝利! 頑張って起きててよかったー。