まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

お通夜

歌舞伎の将来が本気で心配になってしまう状況の中、8月歌舞伎座の優先発売日。例年、8月は納涼歌舞伎と題して若手中心の舞台ということになっているけれど、最近はもう8月に限らず若手中心にならざるを得なくなっているよねぇ。8月は3部制なのも例年どおり。特に何も考えずに第1部から順番にチケットを取っていったら、澤瀉屋がメインの第3部「新・水滸伝」だけ3列目になっちゃった。こんな状況だけに、ちょっと意外。

そのあと図書館へ行き、浦賀和宏さんの2冊を返却し、在架の図書の中から奥山景布子さんの文庫版「圓朝」を借りてきた。その足でコメダ珈琲へ。作品展の間にランチ用に買ったセブンイレブンのチキンカツサンドが美味しくて、その後も何度か買っていて、コメダでもチキンカツカリーパンがメニューに加わったので、食べ比べしてみたかった。このボリュームだから一度では食べきれず、食休みをはさんで最後の一切れを頑張って食べる。コメダのほうは揚げたてだから、そこは差し引いて考えることにして、味は優劣つけがたい。ボリュームはコメダのほうが倍ぐらい。でも値段も倍以上だから、コスパの点ではセブンイレブンに軍配が上がるかな。

ダイソーで薄墨の筆ペンを買い、帰宅後、喪服に着替える。作品展に初めて来てくれた同級生のお父様の訃報が届き、お通夜へ。

北春日部の駅に着いた時点で17時を回っていたのに日差しがまだギンギンに強く、斎場までは徒歩で十数分。その間、日陰はまったくなくて、日傘を差していてもアスファルトの照り返しでもうゆだってしまいそう。頭がボーッとしてきた頃にようやく到着。会館のスタッフが受付に案内しようとするのを遮り、まずは化粧室へ。とにかく汗を拭かないと。拭いてもまだ汗が出てくる状態で、治まるまでしばらくかかってしまった。

ようやくリカバリーしてロビーに戻ると、同級生が集まり始めていて、みな車で来るから涼しい顔。歩いてくるなんて無茶だと言われた。そんなこと言ったってー。バスもないし、駅前にタクシーもいなかったもん。

亡くなったお父様のお写真が息子である同級生と瓜二つで、お通夜の後のふるまいの席でその話で盛り上がった。コロナ禍ではこうしたふるまいもなかったから、喪服で盃を交わすのも久しぶり。同級生のほとんどがもう父親を亡くしていて、母親はまだ元気な人も多く、やっぱり女性のほうが長生きだという話も出ていた。そうなのかしらねぇ。

帰りは、職場から直行した都内組の同級生が車で自宅まで送ってくれたので助かった。すっかり汗にまみれてしまった喪服をクリーニングに出さないと。