まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

半蔵門へ

歌舞伎のお仲間のひとりが久しぶりに国立劇場文楽を観に上京されるとのことで、せっかくだから集まって一緒に観ようということになった。集まれたのは全部で4人。ゆっくり話もしたいので、まずはグランドアークホテルのレストランでランチ。歌舞伎座ほどではないにせよ、もう長いこと国立劇場にも足繁く通っているのに、このホテルに足を踏み入れるのは初めて。あまりがっつり食べてしまうと寝落ちのおそれがあるので、ミックスサンドを注文。日差しが強くて暑かったせいか、ドリンクはいつになくグレープフルーツジュースにしてみた。

やっぱりねぇ、猿之助の話題にならざるを得ず…。報道の内容がどこまで事実なのか分からないものの、本当に家族会議まで開いたのなら、どうして最悪の選択に行き着いてしまったのか。そこだよねぇ … と思いは一緒。

大劇場では「舞踊名作集」が行われていて、「関扉」だけ観ようということになり、当日券で3階席で観る。歌舞伎でもおなじみの演目で、舞踊での上演でも台詞が入る。桜の精と黒主だけで宗貞は出てこない。藤間蘭黄さんの黒主に市川翠扇さんの桜の精。翠扇さんは團十郎の妹で、終演後のロビーにはお母様のお姿もあった。

お目当ての文楽の第三部まではまだ余裕があったので、ロビーの片隅の喫茶コーナーでしばしお喋り。4人のうちお一人はもうひとつ集まりがあるので残念ながらここまで。お見送りして、駅の近くのカフェで時間調整を、と思ったのにあいにく満席だったので国立劇場まで戻り、外のベンチに落ち着いた。夕暮れの風が心地よい。

17時すぎに開場し、小劇場で文楽の「夏祭浪花鑑」を観る。團七のお人形がムッキムキ。通常通りの大きさの頭(カシラ)に不似合いなほど長い手足は色白で、入れ墨が鮮やかに映える。最後に出てくるお神輿の動きが激しくて、空中を飛んでいるみたい。

文楽を観ると、歌舞伎はやっぱり、役者そのものを観ているんだなぁ、と強く実感する。だからこそ同じ作品を何度観ても飽きないんだけどね。

久しぶりに文楽を観て、もっと観るべきだなぁ、と強く思ったのだけれど、国立劇場は秋から長いこと工事のために閉場してしまうからねぇ。

皆さんと久しぶりにゆっくりお話ができてとても楽しかった。帰りの電車の中でハタと気付く。今日は1枚も写真を撮っていない! スマホの存在そのものを忘れ去っていたような…。そこで、お土産に頂いた「うなぎ茶漬け」の写真をば。「西友」は「せいゆう」ではなく「にしとも」さん。お茶漬けにして頂くのが楽しみ ♪

「コタローは一人暮らし」にほっこりしたあと、英訳の続き。そのうち「オードリーのオールナイトニッポン」も始まり、聴きながら英訳を進め、2時間の番組が終わった時点でキリが悪かったのでもう少し。午前4時近くにようやく一段落。あともう少し!