午前中に家を出て、表参道経由で渋谷へ。ヒカリエの中のホールで香取慎吾くんの2回目の個展「WHO AM I 」を観に行く。来年1月下旬まで開催中なんだけど、少しでも空いているようにと平日のチケットで、学生さんたちの冬休みが始まる前に、と今日行くことにした。
前回はもうとにかくパワフルで、自由闊達、エネルギッシュ。それに比べると今回は、3年を経てより洗練された感じ。独特の鮮やかな色使いは変わらず、観ているだけで元気をもらえる気がする。黒い壁に囲まれた空間を順路を辿って行き、思ったより早く出口らしいところに着いてしまい、今回は意外とコンパクトな展示なのね、と思いながらカーテンをくぐると、そこには真っ白な明るいスペースが広がっていて、展示はまだまだ続いていた。さらに最後には自由に写真を撮影できるコーナーも用意されていて、楽しかったー。前回に続き作成中の動画も上映されていて、あの魅力的な画面はこんなふうに出来上がっていたのね、ととても興味深かった。アクリル絵の具のチューブを握ってそのままキャンバスにのせたりしていたから、相当たくさんの絵の具を使うんだろうなぁ。慎吾くんの絵、大好き!
同じヒカリエの中の小さなギャラリーで、川本喜八郎さんの人形展も開かれていて、少し前に再放送されていた平家物語と、残念ながら観たことがない三国志の人形たちが展示されていた。平家物語は永久保存版としてダビングしたぐらい素晴らしい作品だったので、その人形たちに再会できて嬉しかった。
帰りは半蔵門線で北千住まで。ルミネの中のフォーのお店で夕食を済ませ、買い物を済ませて帰宅。つい最近、MX2で再放送されていることを知り、予約をセットしておいた「パパと呼ばないで」の23話と24話を見る。22話までを見逃したのがとっても残念。大好きだったドラマなのよねぇ。ドラマもそうだけど、石立鉄男さんが大好きだった。懐かしいなぁ、と思いながらじっくり見て、調べたらリアルタイムで放送されたのはもう50年も前だって!
さらにそのあと、NHKで「まんが道」の再放送も見てしまう。藤子不二雄のコンビがデビューした後の「青春篇」。先輩の漫画家を河島英五さん。素敵な笑顔。トキワ荘で同居していた漫画家たちの中には、石ノ森章太郎さんをそのご子息の小野寺丈さんが演じていたり、相棒に鑑識として出演している田中隆三さんがいたり。
デビュー後、殺到する依頼を断ることができず、抱え込みすぎた状態で二人揃って帰省した途端、気が抜けてしまって筆が進まず、結局、何本もの連載の原稿を仕上げることができなくて周囲に迷惑をかけ、干されてしまう。あのお二人にもそんな時代があったのねぇ。
見ながら少し手織りを進めた。よろけ縞、久しぶりすぎてなかなかうまくいかない。