まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

下北沢へ

外出が続く。今日は下北沢へ。本多劇場加藤健一事務所の「夏の盛りの蝉のように」千穐楽。加藤さんは葛飾北斎を、娘のおえいは加藤さんと同姓だけど親戚とかではない加藤忍さん、渡辺崋山を加藤さんのご子息の義宗さん、歌川国芳演劇集団 円 の岩崎正寛さん、蹄斎北馬を新井康文さん、おきょうという女性を日和佐美香さん。

いつもどおり鉄壁のチームワーク。北斎はほぼ常に舞台にいるものの、北斎を取り巻く人々の群像劇になっていて、加藤さんの出番はやや控えめなのがちょっと寂しい気もしたけれど、内容はとても良かった。蹄斎北馬は語り部の役割も担っていて、それぞれの絵師の作品をスクリーンに映し出して解説する場面もありながら、他の絵師ほど売れっ子にはなれなかった辛さと、それでいて北斎から離れられない心情をコミカルに演じていて、とても良かった。加藤健一事務所の舞台では常連と言っていい貴重な存在。同様に欠かせない存在なのが忍さん。今回のおえいもとても良かった。そして岩崎さんの国芳! 初めましての方かもしれない。エネルギッシュで魅力的な国芳像。ぜひまた出演して頂きたい。あっという間の2時間半。

劇場に着いてから LINE の着信に気付き、返信したつもりだったんだけど、すでに劇場内で電波の規制がかかっていたのか返信できていなかったことに終演後に気付いた。我孫子市に住む翻訳の大先輩のお宅によく一緒に伺っている方が今日は障子の張替えに行く約束をしていたのに、門扉が開けっ放しのままでインターフォンにも応答がなく、寒い中で1時間以上待ったけれど帰ってこないのであきらめて帰ると。えええ。中で倒れているんじゃ? とか救急車で運ばれたんじゃ? とか、悪い方向にばかり考えが言ってしまう。その後も連絡が取れないそうで、明日また連絡してみるとのこと。心配だけど、スマホも持っていないし、電話しか連絡手段がないからねぇ。

帰宅後、まる子&サザエさんを録画で見てから「鎌倉殿の13人」最終回。コミカルな場面もはさみつつ、最後の最後、政子と義時の二人だけの場面は圧巻で、義時が息絶えたあと、エンディングの音楽に政子のすすり泣きが重なる演出が印象的だった。いやぁ、終わっちゃったなぁ。次の大河の家康役を登場させるサプライズもあり、さて、次の大河も見るかどうかは、とりあえず1話を見てから決めようかな。

そしてW杯の決勝戦! サッカー音痴の私でも、凄い試合だったのは十分に分かった。ハットトリックを達成しながらPK戦で敗れてしまうなんて、残酷よねぇ。