まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992017-02-24

作品展5日目。でも私は朝から歌舞伎座へ。

猿若祭二月大歌舞伎昼の部の幕開きは、七之助出雲の阿国を、勘九郎が猿若を演じ、今月の興行タイトルの象徴とも言える「猿若江戸の初櫓」。二人の桃太郎が楽屋に挨拶に来るたびメロメロになってしまう様子をブログに綴っている彌十郎がお奉行様。

続く「大商蛭子島(おおあきないひるがこじま)」は源氏の旗揚げを描いた作品で、過去には国立劇場で1969年に1回だけ上演され、歌舞伎座での上演は1962年まで遡る。松緑の頼朝に勘九郎の時政、七之助の政子。劇中、頼朝は手習いの師匠として暮らしていて、弟子の町娘たちに色目を使い、時蔵が演じる女房をやきもきさせる。そこから歴史的な旗揚げにつながっていくのが面白い。

桃太郎に次ぐ今月のお楽しみは「四千両小判梅葉」。牢屋の場面がユニークで、牢名主を左團次さん♪ 御金蔵破りで最後は獄門に送られる富蔵を菊五郎が演じる。その貫禄。おでん屋の親父として昔の仲間と軽口をきく場面も絶妙。さすがだわー。

昼の部の最後は「扇獅子」。梅玉の鳶頭と雀右衛門の芸者の踊りで幕切れ。

終演後、ギャラリーに向かう途中で、バラのモチーフの編み図の販売元であるホビーラホビーレに寄り、小花をちらしたかぎ針のスカーフが素敵だったので、編み図入りのキットを衝動買い。

昨日、私が歌舞伎座へ向かった後にバラのモチーフが2つ売れたと I さんから連絡をもらっていたのだけれど、ギャラリーに着いたら、さらに昼の部の間に6つも売れたそうで、ブローチを並べたケースがスッカスカ! 18時半頃にギャラリーを閉めるまでの間、それほど来客がなかったのをいいことに、2つだけ補充できた。

終了直前、「私もいいかしら?」とWさんがピンクのレース織りのスカーフとバラのブローチひとつをお買上げ。インドカレーのお店で一緒に夕食をとり、帰りにコメダ珈琲に寄ってさらにブローチを編む。帰宅後も編み続け、計5個。ふぅ〜。