まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

椿姫/ムーミンショップ

昨日とは違い早起をして、自転車で酵素風呂へ。少し前まで自転車での移動の際にはマスクをはずしていたけれど、こう寒くなってくるとマスクも防寒グッズとしてありがたい存在。

先週に比べて米ぬかの温度が低いように感じたものの、徐々にじんわりと温まってきて、15分の酵素浴を終えて立ち上がると、汗の量に応じて肌につく米ぬかが思ったより厚い層になっていて、発汗良好。

どこにも寄らずにまっすぐ帰宅し、洗濯だけ済ませ、すぐに着替えて東銀座へ。まずは歌舞伎座近くの J's Burger で腹ごしらえと時間調整。バーベキュー・アボカドバーガーにポテトとコーヒーのセット。長丁場のオペラ鑑賞の前にはこのぐらいの分量がちょうどいい。

東劇で14時半から、メトロポリタン・オペラのライブビューイング「椿姫」。今シーズンの2作目。ヴィオレッタを演じるのネイディーン・シエラは、「ランメルモールのルチア」での血みどろの花嫁に続く主演で、朗らかで明るくエネルギッシュなイメージだから、この役にはどうかと思ったし、中盤までは時折り病気を示唆する場面があってもやっぱり病人には見えなかったんだけど、終盤では別人のようで、逆にあれだけ元気そうだった彼女が若くして命を落としてしまうという悲劇が際立っていた。また、今回のホストはルネ・フレミングで、その終幕の直前、まさに彼女がこれから横たわるベッドのすぐ脇で彼女にインタビューをして、笑顔で話していた直後にベッドに移り、たちまち病人に変わるというライブビューイングならではの演出もあり、楽しかった。

基本的にはオーソドックスな演出だったんだけど、アルフレードの父ジェルモンが初めて登場し、息子に故郷に戻るよう説得する場面で、激高して思わず手を上げそうになり、アルフレードが反射的に身を守る仕草をすることで、これまでにもこんなふうに暴力を奮ってきたことが示唆されていて、私が観てきたプロダクションにはなかった支配的な父親像だった。

アルフレードを演じたスティーブン・コステロは奥様がMETのヴァイオリニストで、今作の上演中にもピットにいらしたそうで、彼女の目の前でラブシーンを演じるのはタフだと話していた。こういうところもライブビューイングのお楽しみ。

18時ちょっと前の終演後、有楽町まで歩き、今日オープンのムーミンショップに行ってみた。閉店してしまった北千住のムーミンショップとは運営会社が違うらしい。お勤め帰りの時間とあって、店内は女性やカップルで大賑わい。限定商品もたくさん出ていて、カゴいっぱいにグッズを詰め込んでいる人が少なくなかったけれど、厳選に厳選を重ねて3点だけに絞り、計2千円ちょっとに抑えた。でもきっと、ショップにはまた行っちゃいそう。

帰りに北千住で途中下車。おぼんdeごはんで夕食に選んだのは、ぶりの柚子胡椒丼。行き帰りのメトロの車内やランチの後、オペラの幕間など、細切れの時間を駆使して読み進めていた宮部さんの三島屋シリーズ8巻の第2話をあともう少しで読み終わるところなんだけど、ここでは食後にそう長居するわけにも行かないので、白玉ぜんざいを追加し、無事に読み終えた。お腹いっぱい。