まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992017-05-21

今日はメトロポリタン・オペラのライブビューイングを観に行く予定だったのに、すっかり忘れてホットヨガの予約を入れてあった。幸い事前に気がついたのは生協のおかげ。というのは、生協のチケット関係のカタログに海老蔵のABKAIが掲載されていて、4月に発売されていたことを知ってネットで即、予約したのが19日の金曜日。その際、他にも予約や手帳への記載を忘れているチケットはないかしらん、とチェックをしたら、7月のチケット2枚と今日のライブビューイングを手帳に書き忘れていたことが分かったという次第。わずか2日前というギリギリで気がついてよかったぁ。

「観る」前にお腹いっぱいにしちゃうと寝落ちのリスクが高まるので、北千住駅構内のスタバに寄り、サラダラップとディカフェのラテで軽く済ませてから東銀座の東劇へ。

14時上映開始の今シーズン第9作は、ライブビューイングでの上映が3度めとなるチャイコフスキーの「エフゲニー・オネーギン」。英語読みだとエフゲニーがユージンとなり、フィギュアスケートプルシェンコも同じ名前。エフゲニーとユージンではずいぶんと印象が違い、やっぱりエフゲニーのほうがロシアっぽくていい。

タイトルロールはペーター・マッティ、タティヤーナは前回と同じアンナ・ネトレプコ。この作品が初めてライブビューイングで上映されたのは、ライブビューイングがスタートした最初のシーズンである2006−2007年で、アンコール上映のおかげで観ることができた。その時にタティヤーナを演じたルネ・フレミングが今回ホストを務めていて、ネトレプコへのインタビューの際、彼女はルネのタティヤーナを絶賛し、ルネは当時の相手役であるディミトリ・ホヴォロストフスキーが現在療養中であることに触れ、全快してカムバップする日が待ち遠しいと語った。さらに今回母親役を演じているのは、最初の上演の際にタティヤーナの妹オリガを演じたエレナ・ザレンバで、ルネとエレナがともに歳月の流れを振り返る。若き指揮者のロビン・ティチアーティへのインタビューでは、いかにも良い人そうな穏やかな人柄が伝わってくる。こういう場面を観ることができるのもライブビューイングのいいところ。特にルネがホストの時はインタビューが最高!

タイトルロールの男性に対して、あまりに自己中すぎるんじゃない? と観るたびに思ってしまうのだけれど、ネトレプコとオリガ役のエレーナ・マクシモワによると、ロシアでは聖書と同じくらいに浸透している大切な作品なのでぜひ原作を読んでほしいと。なるほど。オペラは原作よりもタイトルロールの身勝手さをデフォルメしているのかも、と興味がわいて、帰宅後に調べ、図書館でプーシキンの原作を予約 (^^)

マッティやネトレプコだけでなく、オネーギンに決闘を挑んで逆に殺されてしまうレンスキーを演じたアレクセイ・ドルゴフの独唱もとても印象的だった。プーシキンは何度も決闘をしていて、そのたびに生き残るので強運の持ち主とされ、最後にはその運もつきたのか、決闘で受けた傷がもとで死亡したという史実も今回調べて初めて分かった。何度も決闘って、キレやすい人だったのかしらん。でもその経験が作品に反映されているところがさすが作家というべきか。

終演が18時前で夕飯には少し早かったので、歌舞伎座地下のタリーズで時間調整をし、お腹が空いてきたところでナイルレストランへ。いつものムルギーランチ♪

さらにコメダ珈琲に寄り、急に甘いものがほしくなり、無糖のアイスコーヒーにソフトクリームがどどんとのったクリームコーヒーを頼んでしまった。カウンター席の隣りの男性が注文したかき氷にもソフトクリームがのっていて、ミニサイズのほうなのにものすごいボリューム。あんなの食べたら身体が芯から冷えちゃうわぁ。

パルフェストールを少し編んでから帰宅。ひと息ついて、ローマオープンの決勝戦を観る。

ズベレフ兄弟の弟アレクサンダーはまだ二十歳になったばかりで、ジョコビッチの圧勝と思いきや、ティエムとの準決勝であれだけ好調だったジョコビッチが初対戦のズベレフを相手に精彩を欠き、ズベレフのストレート勝ちという驚きの結果に。マスターズ1000の決勝まで進んだこと自体が初めてだったズベレフの初優勝。圭くんもまだマスターズ1000での優勝はないのに…。ティエムといいズベレフといい、若手の台頭が著しく、圭くんにもますます頑張ってほしいわ〜。